【時代小説】2026年2月上旬の新刊情報(文庫)

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時代小説●文庫新刊情報|2026年2月上旬の新刊(1日→10日)

2026年2月1日から2月10日に文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。おすすめの新刊の紹介文は、Amazonの内容紹介より抜粋・編集しています。各タイトルの詳細はAmazon.co.jpの紹介ページからご覧いただけます。
新刊情報リストを見る

ポプラ文庫
相沢泉見さんの『公事宿まんぞく庵御裁許帖 名残り雪ほどける』
日本橋・馬喰町にある「まんぞく庵」は、訴訟を行う人々が逗留する宿・公事宿です。
まんぞく庵に泊まれば、公事もおもてなしも、必ず満足できると評判ですが、訪れるのは厄介な困り事を抱えた、いわくありの客ばかりです。

訴えられた千両役者、店に悪評を立てられた菓子屋の夫婦、非道な夫が離縁してくれない妻、跡目争いに巻き込まれた大店の一人娘……。

まんぞく庵の手代である史郎は、猫と女ばかりを追いかけている昼行燈ですが、ひとたび人の涙を目にすれば、切れ者へと豹変します。新米仲居の香乃たちとともに、数々の難題を鮮やかに解決していきます――。

最高のおもてなしで、揉め事も心も解きほぐす。お江戸人情物語シリーズ第二弾です。

実業之日本社文庫
喜多川侑さんの『深川おせっかい長屋 花芽吹き、福来たる』
心がほっこりする、江戸人情物語です。

おせっかいは、やめられない。
純情同心の恋のゆくえは――!?

お花、初めてのお見合いは桜の下で。その結末は――。
仲睦まじいご隠居夫婦が、時納め箱に仕舞ったそれぞれの秘密。
絵師の辰信は奥州街道で人助け。江戸の女衒から娘を救えるのでしょうか。
女盗人・夜桜お七は、絶体絶命のピンチに。
日本橋へ里帰りしたお比呂と、夫との冷え切った関係の行方は……。

おせっかい長屋の面々に、本当の春は訪れるのでしょうか。
人気シリーズ待望の第三弾です。

祥伝社文庫
簑輪諒さんの『兄弟天下 豊臣秀長の覚悟』
大河ドラマ「豊臣兄弟!」放送中。

敵が誰であっても、俺はあんたを支えるだけだ。
兄・秀吉を支えた“天下の補佐役”豊臣秀長。
彼が見た戦乱と泰平の時代を、気鋭の歴史小説家が描きます。

越前・朝倉軍からの撤退を続ける織田軍。その殿を務めるのは、二人の兄弟でした。大軍が迫る中、言葉巧みに兵の士気を高める兄・秀吉を、弟・秀長は冷静に見つめ、覚悟を新たにします。この兄を信じ、村を出たのです。
敵が誰であっても、俺は兄について行くだけだ――。

信長が倒れ、柴田勝家、徳川家康を下すと、兄弟の前には天下への道が拓かれていきます。
“天下の執政”豊臣秀長の生涯を描く、壮大な歴史小説です。

麻宮好さんの『筆耕屋だんまり堂(二) 姉への恋文』
後添えを案じるご隠居。
影の薄い落語家。
姉の幸せを願う武士の男子。

あのときの想い、憶えていますか?
文字に触れると心が視える筆耕師が、
依頼人の願いをやさしく紡ぎます。
“言葉”が人を救う、感涙の人情シリーズ第二弾です。

「恋文を書いてほしいの」
筆耕師・数馬の前で、姪の春佳は友人の健吾とともに頭を下げました。健吾は、自分のために嫁入りを諦めた姉を案じ、かつての許婚だった男からの恋文を望んだのです。

逡巡しながらも代書を引き受ける数馬。しかし、その男にはすでに別の女性との縁談がありました。さらに、それが〝偽りの文〞であることも判明し、姉弟の仲は険悪になってしまいます。
心を痛めた数馬は、事を収めるべく、再び筆を執りますが……。

PHP文芸文庫
中島久枝さんの『浅草観音裏 川上屋あんこ日記』
菓子を作らせれば超一流の職人でありながら、日々小豆も炊かず、遊び歩いてばかりの父・正吉。母の里とともに懸命に働き、苦しい家計を支え続ける娘のおみちは、ある日、隣に住むおきみから、正吉と里が禁断の恋の末に結ばれていたことを聞かされます。
果たして、正吉が小豆を炊けずにいる理由とは……。

大人と子どもの狭間で揺れ動くおみちの健気さが胸を打つ、花のお江戸を舞台にしたハートフル・スイートストーリーです。

江上剛さんの『電力王・福澤桃介』
たとえ人びとに嫌われようとも――。
福沢諭吉の娘婿・桃介は、その野心に満ちた性格ゆえに世間から嫌われながらも、なぜ「電力王」と呼ばれるまでの人物になれたのでしょうか。

明治元年に生まれ、貧しい家庭で育った桃介は、慶應義塾に入り、米国へ留学します。帰国後、相場で財を成したものの、結核、妻との不和、世間の悪評という逆境に直面します。その中で一念発起し、不可能と言われた木曽川での水力発電事業に挑みました。
関西電力・中部電力の礎を築いた男の、波瀾と覚悟に満ちた生涯を描いた傑作歴史小説です。

※『野心と軽蔑』を改題。
江上剛さんの企業小説シリーズ、文庫最新作です。

幸田真音さんの『金融緊急措置 渋沢敬三、終戦後の決断』
渋沢栄一の嫡孫として第一銀行の経営に尽力していた敬三は、突如舞い込んだ日本銀行副総裁への就任要請を機に、国家財政の舵取り役を担うことになります。
終戦直後に大蔵大臣となった敬三が、預金封鎖や財産税の導入など、国民に多大な負担を強いる苛烈な経済政策を断行した理由とは何だったのでしょうか。

学者志望の心優しい少年が、政財界の要職に抜擢され、沈没寸前の日本を救うために究極の決断を下すまでを活写した、傑作歴史経済長編です。

※『万、已むを得ず』を改題。

光文社文庫
田中芳樹さんの『白銀騎士団』
帝国主義に覆われ、軍靴の響きが近づく1905年のロンドン。霧の垂れ込めた街では、夜ごと怪物が跋扈していました……。
しかし、この街には暗鬱な空気に立ち向かう「白銀騎士団」がいます。腕利きの従者である中国人の李、インド人のゴーシュ、負けん気の強いアイルランド人のメイド・アニー、そして若き准男爵(バロネット)にして団長のサー・ジョセフ。
個性豊かな面々がロンドンの平和を守り、貧乏貴族を脱するため、はびこる悪と今日も戦います。

伊藤尋也さんの『綱吉の猫』
時は元禄。江戸城中では、次期将軍を巡る跡目争いが熾烈を極めていました。そんな中、貧乏旗本の百地平十郎は「猫奉行」に任じられ、将軍・綱吉の飼う白黒ぶちの八割れの子猫・福松の世話をすることになります。
不満を抱きつつも、部下の御猫番・スズとともにかいがいしく面倒を見ていましたが、いつしか二人と一匹は「将軍の忍びではないか」と疑われ、巨大な権力闘争に巻き込まれていきます……。

小田菜摘さんの『左府の姫 宮中秘抄 不屈の后がねは濡れ衣を晴らす』
先の左大臣の娘・邑子(むらこ)は、従妹の入内に女房として付き従うことになります。藤壺に入るものの、帝には思い人がおり、女御には見向きもされません。
上臈として主の立場を守るため、内裏の女房たちに直談判しようとする邑子。帝と女御を取り巻く女房や従兄たちの思惑が入り乱れる宮中で、隠された真実が明らかになったとき、邑子は――。

双葉文庫
泉ゆたかさんの『れんげ出合茶屋』
「酸いも甘いも噛み分けた女中が欲しい」――そんな注文を受け、咲は新しい奉公先のある上野・池之端を訪れます。
不忍池の畔のあばら家で待っていたのは、かつて母が幼い頃の咲を連れて奉公していた、大店の元お嬢様・志摩でした。

さらに妙な色気のある女・香も加わり、志摩は男女が人目を忍んで逢瀬を楽しむ“出合茶屋”を開くと言い出します。志摩の金勘定、香の客あしらい、そして咲の絶品料理で店の評判はうなぎのぼりに。
しかし、その先には思わぬ出来事が待ち受けていて……。
お江戸の三人女が泣いて笑って元気をくれる、味わい深い時代小説です。

徳間文庫
志川節子さんの『アンサンブル』
島村家の書生・中山晋平は、「早稲田文学」の編集補佐をしていました。しかし、師である島村抱月や編集部員たちの文学談義についていけず、知識も才能もない自分に居心地の悪さを覚えます。

俳優養成所の設立や、海外作品の翻訳・演出を通じて新劇の興隆に情熱を燃やす抱月や松井須磨子、坪内逍遥らと出会い、晋平は大衆のための新しい音楽を模索していきます。

今も歌い継がれる数々の名曲を手がけた、若き作曲家の波乱に富んだ半生を描いた物語です。

篠綾子さんの『仙薫堂香り噺 残り香』
香の老舗「仙薫堂」は、小日向に店を構える香を商う老舗です。跡取り娘・おみつの許婚である手代の千之助が不正を働き、暇を出したことをきっかけに、店は次第に傾いていきます。主の香四郎は、ついに店を畳む決意をします。

ある日、おみつが店番をしていると、一人の女客が現れ、六種の薫物の一つ「梅花」の練り香を求めます。注文に応じて作るものだと断っても粘られ、おみつは自分用に作っていた練り香を売ってしまいます。

数日後、今度は梅里と名乗る隠居風の老人が現れ、亡き妻が薫いていた「春翠」という練り香を命日までに作ってほしいと依頼します。香料は書き残されていましたが、分量までは記されていません。

難しい依頼ながら、病で療養中の父に代わり、母から伝えられた練り香の知識と技を頼りに、おみつは香の再現に挑みます……。

店を立て直そうと奮闘する、練り香職人・おみつの奮闘記です。

山本巧次さんの『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』
四百五十石の旗本・羽鳥家の大奥様・嬉代のもとには、町中で起こる小さな事件の謎が、しばしば持ち込まれます。
嬉代主催の句会の常連である町名主・山左衛門から、空き家に幽霊が出るという噂に困っている、という相談を受けました。幽霊の正体は何者なのか。意外な事実が明らかになります。

また、句会の常連・江崎幸十郎は、二百五十石の旗本・高松利兵衛という友人を嬉代のもとに連れてきます。十八になる娘・真智が、近頃一人で外出することが増え、心配しているというのです。嬉代の推理が明らかにする事情とは――。

さらに、行方不明になった長屋の猫が導く事件の真相や、出産した猫の隠れ家に隠されていた意外なもの、二両という大金の紛失事件を猫が解決する一編も収録。

江戸を舞台にしたコージーミステリー四篇を楽しめる、シリーズ第二弾です。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●2月1日発売 文芸社・文芸社セレクション
『歴史探偵団「まほろば」』 平田卓司 『歴史探偵団「まほろば」』
『西城の吉宗』 新井勉 『西城の吉宗』
●2月4日発売 文藝春秋・文春文庫
『耳袋秘帖 南町奉行と消えゆく町』 風野真知雄 『耳袋秘帖 南町奉行と消えゆく町』
『女の本懐 仕立屋お竜』 岡本さとる 『女の本懐 仕立屋お竜』
『極意 御庭番斬殺 密命(九)決定版』 佐伯泰英 『極意 御庭番斬殺 密命(九)決定版』
『おでかけ料理人 涙のあとには甘いものを』 中島久枝 『おでかけ料理人 涙のあとには甘いものを』
『武士の流儀(十三)』 稲葉稔 『武士の流儀(十三)』
『非道の剣 素浪人始末記(五)』 小杉健治 『非道の剣 素浪人始末記(五)』
●2月4日発売 ポプラ社・ポプラ文庫
『公事宿まんぞく庵御裁許帖 名残り雪ほどける』 相沢泉見 『公事宿まんぞく庵御裁許帖 名残り雪ほどける』
●2月4日発売 ポプラ社・ポプラ文庫ピュアフル
『その後宮妃、女装した弟につき』 烏森玲衣 『その後宮妃、女装した弟につき』
●2月5日発売 PHP研究所・PHP文庫
『名門コロンビア大学に学んだ 教養としてのギリシャ・ローマ AI時代にリベラルアーツを究める』 中村聡一 『名門コロンビア大学に学んだ 教養としてのギリシャ・ローマ AI時代にリベラルアーツを究める』
●2月6日発売 実業之日本社・実業之日本社文庫
『深川おせっかい長屋 花芽吹き、福来たる』 喜多川侑 『深川おせっかい長屋 花芽吹き、福来たる』
●2月6日発売 小学館・小学館文庫
『花蝶屋の三人娘 お江戸の女王』 有馬美季子 『花蝶屋の三人娘 お江戸の女王』
●2月6日発売 小学館・小学館文庫キャラブン!
『後宮の主治妃 身代わりなのに溺愛されています』 青月花 『後宮の主治妃 身代わりなのに溺愛されています』
●2月6日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『梅一輪 風烈廻り与力・青柳剣一郎』 小杉健治 『梅一輪 風烈廻り与力・青柳剣一郎』
『兄弟天下 豊臣秀長の覚悟』
→記事:「【時代小説】2026年2月上旬の新刊情報(文庫)」を公開
簑輪諒 『兄弟天下 豊臣秀長の覚悟』
『筆耕屋だんまり堂(二) 姉への恋文』 麻宮好 『筆耕屋だんまり堂(二) 姉への恋文』
『赤絵そうめん とびきり屋見立て帖』 山本兼一 『赤絵そうめん とびきり屋見立て帖』
●2月6日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『武将列伝 戦国終末篇』 海音寺潮五郎 『武将列伝 戦国終末篇』
●2月10日発売 KADOKAWA・電撃文庫
『織田ブリュンヒルド信長は天下のナナメ上を征く』 五月雨きょうすけ 『織田ブリュンヒルド信長は天下のナナメ上を征く』
●2月10日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『浅草観音裏 川上屋あんこ日記』 中島久枝 『浅草観音裏 川上屋あんこ日記』
『電力王・福澤桃介』 江上剛 『電力王・福澤桃介』
『金融緊急措置 渋沢敬三、終戦後の決断』 幸田真音 『金融緊急措置 渋沢敬三、終戦後の決断』
●2月10日発売 光文社・光文社文庫
『白銀騎士団』 田中芳樹 『白銀騎士団』
『綱吉の猫』 伊藤尋也 『綱吉の猫』
『御暇 決定版: 交代寄合伊那衆異聞(9)』 佐伯泰英 『御暇 決定版: 交代寄合伊那衆異聞(9)』
『おもいで飯: 人情おはる四季料理(四)』 倉阪鬼一郎 『おもいで飯: 人情おはる四季料理(四)』
『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』 上田秀人 『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』
『左府の姫 宮中秘抄: 不屈の后がねは濡れ衣を晴らす』 小田菜摘 『左府の姫 宮中秘抄: 不屈の后がねは濡れ衣を晴らす』
●2月10日発売 双葉社・双葉文庫
『れんげ出合茶屋』 泉ゆたか 『れんげ出合茶屋』
『後宮の花は偽りに誓う』 天城智尋 『後宮の花は偽りに誓う』
『新・浪人若さま 新見左近【二十一】-鬼剣霧斬り』 佐々木裕一 『新・浪人若さま 新見左近【二十一】-鬼剣霧斬り』
『十三人の戦鬼〈新装版〉』 鳥羽亮 『十三人の戦鬼〈新装版〉』
●2月10日発売 徳間書店・徳間文庫
『京都折々暮し』 澤田瞳子 『京都折々暮し』
『アンサンブル』 志川節子 『アンサンブル』
『仙薫堂香り噺 残り香』 篠綾子 『仙薫堂香り噺 残り香』
『八咫の刻 江戸に決す、天命の夜』 鈴峯紅也 『八咫の刻 江戸に決す、天命の夜』
『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』 山本巧次 『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』
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