時代小説●文庫新刊情報|2026年1月上旬の新刊(1日→10日)
2026年1月1日から1月10日に文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。おすすめの新刊の紹介文は、Amazonの内容紹介より抜粋・編集しています。各タイトルの詳細はAmazon.co.jpの紹介ページからご覧いただけます。
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夢枕獏さんの『陰陽師 烏天狗ノ巻』
Xで話題になった「梅道人」ほか全8編を収録した、人気シリーズの最新作です。
朱雀大路で焼き栗を商う行者が、晴明の屋敷を訪れます。聞けば、夜な夜な烏天狗に踏みつけられ、「罰あたりめ」と折檻されるのだとか(「ちび不動」)。酒を愛する蘆屋道満が招かれた、怪しげな茅葺きの家の主の正体とは(「殺生石」)。古今東西の妖が引き起こす、愉快で怖い事件の数々。晴明と博雅の名コンビの魅力が詰まった、傑作シリーズ第18巻です。
宮城谷昌光さんの『三国志名臣列伝 蜀篇』
三国志時代、最も小さな国・蜀。
誰もが知る関羽、張飛、諸葛亮、趙雲から、劉備の死後に活躍する李恢、王平、費緯まで、七人の名臣を丁寧に描くことによって、一見すると非情にも見える劉備の不思議な魅力を炙り出します。
今もなお愛され続ける英雄たちの光と影を描いた一冊です。
矢野隆さんの『屍末師 松永久秀の罠』
秀吉の密命を受けた若き足軽は、山奥に住む壮年の大男・玄信に会いに行きます。錆びた槍だけで戦場に向かう玄信には、“人ならざる者”を討滅する秘めた力がありました――。戦乱の世に蠢く“死”を巡る陰謀、そして裏切りの将・松永久秀の野望に、松助が立ち向かいます。
戦国の覇権争いと神々の戦いが交錯する、怒濤の伝奇アクションの幕開けです。
PHP文芸文庫
赤神諒さんの『友よ』
四国を統一しつつあった長宗我部元親。その嫡男・信親は、武勇の誉れ高く人望も厚い若武者として、将来を嘱望されていました。しかし、島津家を相手にした戸次川の戦いで、若くして命を落とします。
彼はなぜ、“必敗必死”の戦場にとどまることを選んだのでしょうか。家臣や領民、そして戦った敵までも魅了し、「友」として取り込んでいく熱い生きざまを、堂々たる筆致で描いた心震わす青春歴史群像小説です。
信親の弟・盛親の戦いを描く短編「最後の当主」も収録されています。
光文社文庫
佐伯泰英さんの『一文字助真』
豊後国日出藩に生を享け、厳しい剣の修行に明け暮れて生きる猪俣小次郎、十八歳。
道場破りがもたらした思いがけない死をきっかけに、愛刀・一文字助真を携え、孤独な剣術修行の旅に出ます。
道中で出会った、姉を捜す少女・薫子とともに江戸・吉原へ辿り着きますが――。
若者たちが己の力で試練を乗り越え、未来を切り開こうとする姿を描き、その先に見出される二人の「夢」の形を問いかけます。
稲葉稔さんの『転身 伝次郎人情捕物控』
あの沢村伝次郎が帰ってきました。
剣客船頭、隠密船頭として活躍してきた伝次郎は、船頭としても剣の腕も抜群で、探索もお手の物。南町奉行の隠密として「内与力並」という肩書も持っていましたが、奉行の辞任と同時に奉行所を辞める決意をします。
しばらくは妻とともに静かに暮らそうと考えていた伝次郎の前に、母親を殺された少年が現れます……。
川口町の役宅から湯島横町の家に移り、神田川界隈で起こる事件を伝次郎が解決していく新シリーズの開幕です。
祥伝社文庫
麻宮好さんの『筆耕屋だんまり堂 心の色を文字にします』
水沢数馬は、深川の蜜柑長屋で姪の春佳とともに筆耕屋を営んでいます。数馬は訳あって口が利けませんが、文字に触れると書き手の想いや過去が心に浮かぶ――そんな不思議な才を持っています。その力ゆえに、依頼人に寄り添った仕事をすると評判です。
今日も〝だんまり堂〟には、迷子の娘を捜し続ける夫婦、冥土からの文を求める飛脚、大店の娘に料理帖を託したい女中など、さまざまな人々が訪れます。温かな人情が胸に沁みる、時代小説シリーズの開幕です。
田中芳樹さんの『残照』
一二五三年、イスラム世界の征服と領土拡大を目論むモンゴル帝国は、ユーラシア大陸を西へと跨ぐ大規模な遠征を開始します。祖父の代からモンゴルに仕え、攻城戦と砲術に長けた漢人の勇将・郭侃は、新兵器「回回砲」を駆使し、次々に各地を攻略していきます。
進撃を続ける彼が胸に秘めていたのは、「海に沈む夕日を見たい」というささやかな願いでした。歴史に埋もれた「不敗の男」の生涯を描く、圧巻の中国歴史巨編です。
徳間文庫
有馬美季子さんの『小鍋屋よろづ公事控 気づきの梅みぞれ鍋』
旬の食材をたっぷり使った小鍋が大人気の料理屋「よろづ」。女将のお咲は元公事師で、揉め事の相談が絶えません。
夫にないがしろにされ、寂しさのあまり浮気をしてしまった扇問屋の内儀。離縁は免れたものの、示談金を要求されてしまいます。話を聞くうちに不審な点に気づいたお咲は、内儀の夫を調べ始めます。すると、思わぬ秘密が浮き彫りになり……。
あったか料理にほっこり、名裁きにすっきり。人情シリーズ第三弾です。
泉ゆたかさんの『本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし』
今をときめく女形役者・五代目岩井半四郎の付き人として働く希和。
河原崎座の座元から、失踪した若手役者・藤助を、千穐楽までに連れ戻すよう命じられます。しかし、藤助の行方を尋ねる希和に、河原崎座の人間は誰も口を開きません。
行き詰まったとき、大道具方の勘兵衛が教えてくれたのは、藤助と同じ無名の役者だった、亡き父の過去でした。
華やかな舞台の裏で働く少女の奮闘記が、いま幕を開けます。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし
| ●1月5日発売 ポプラ社・ポプラ文庫ピュアフル | |||||
| 『柘榴石の花嫁』 | にかいどう青 | ![]() |
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| ●1月5日発売 文藝春秋・文春文庫 | |||||
| ♪ | 『めじろ鳴く』 | 佐伯泰英 | ![]() |
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| ★ | 『陰陽師 烏天狗ノ巻』 | 夢枕獏 | ![]() |
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| ★ | 『三国志名臣列伝 蜀篇』 | 宮城谷昌光 | ![]() |
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| ♪ | 『遊び人 新・秋山久蔵御用控(二十四)』 | 藤井邦夫 | ![]() |
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| ★ | 『屍末師 松永久秀の罠』 | 矢野隆 | ![]() |
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| ■ | 『螢草』 | 葉室麟 | ![]() |
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| ■ | 『悲恋 尾張柳生剣 密命(八)決定版』 | 佐伯泰英 | ![]() |
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| ●1月7日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫 | |||||
| ★ | 『友よ』 | 赤神諒 | ![]() |
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| ●1月7日発売 小学館・小学館文庫 | |||||
| 『命舞』 | 安倍雄太郎 | ![]() |
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| 『戦国女刑事』 | 横関大 | ![]() |
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| ●1月7日発売 朝日新聞出版・朝日文庫 | |||||
| ■ | 『武将列伝 戦国爛熟篇』 | 海音寺潮五郎 | ![]() |
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| ●1月8日発売 幻冬舎・幻冬舎文庫 | |||||
| 『蟲祓いの宦官師弟1』 | 小野はるか | ![]() |
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| ●1月9日発売 笠倉出版社・キキ文庫 | |||||
| 『皇弟殿下の薬湯妃 2 ~後宮に異国の風が香ります~』 | 唐澤和希 | ![]() |
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| ●1月9日発売 光文社・光文社文庫 | |||||
| ★ | 『一文字助真』 | 佐伯泰英 | ![]() |
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| ♪ | 『花菱夫妻の退魔帖 六』 | 白川紺子 | ![]() |
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| ■ | 『黙契 決定版 交代寄合伊那衆異聞(8)』 | 佐伯泰英 | ![]() |
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| ■ | 『女剣士 徒目付勘兵衛』 | 鈴木英治 | ![]() |
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| ■ | 『錯綜の系譜 新装版 目付 鷹垣隼人正 裏録(二)』 | 上田秀人 | ![]() |
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| ★ | 『転身 伝次郎人情捕物控』 | 稲葉稔 | ![]() |
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| ♪ | 『小説 丹下左膳』 | 黒木久勝 | ![]() |
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| ●1月9日発売 春陽堂書店・春陽文庫 | |||||
| 『奇蹟の扉』 | 大下宇陀児 | ![]() |
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| 『彼の求める影』 | 木々高太郎 | ![]() |
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| ●1月9日発売 祥伝社・祥伝社文庫 | |||||
| ★ | 『筆耕屋だんまり堂 心の色を文字にします』 | 麻宮好 | ![]() |
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| ■ | 『三十石船 取次屋栄三 〈新装版〉』 | 岡本さとる | ![]() |
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| ★ | 『残照』 | 田中芳樹 | ![]() |
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| ●1月9日発売 徳間書店・徳間文庫 | |||||
| ★ | 『小鍋屋よろづ公事控 気づきの梅みぞれ鍋』 | 有馬美季子 | ![]() |
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| ★ | 『本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし』 →記事:「【時代小説】2026年1月中旬の新刊情報(文庫)」を公開 |
泉ゆたか | ![]() |
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| ♪ | 『八咫の刻 逢魔が時、江戸に影あり』 | 鈴峯紅也 | ![]() |
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| ■ | 『新・問答無用五 沽券状 〈新装版〉』 | 稲葉稔 | ![]() |
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| ♪ | 『拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば四』 | 門田泰明 | ![]() |
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| ●1月10日発売 青磁社 | |||||
| 『浜田到 歌と詩の生涯』 | 大井学 | ![]() |
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