2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

武家

人物

「2020年8月中旬の新刊(文庫)」をアップ

『戦の国』|講談社文庫 2020年8月11日から8月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年8月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。 今回は、講談社文庫の新刊、冲方丁(うぶかたとう)さんの『戦の国(いくさのくに)』...
剣豪

算盤は剣より強し。剣術バカ揃いの柳生家で異彩を放つ勘定侍

『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』 上田秀人さんの文庫書き下ろし時代小説、『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』(小学館文庫)を入手しました。 大坂一の唐物問屋淡海屋右七衛門の孫で、柳生但馬守宗矩の隠し子、一夜(かずや)は、宗矩に呼び出されて、勘定...
ミステリー

オタクの御駕籠之者が、幕閣を揺るがす大事件の渦中に

『へんぶつ侍、江戸を走る』 亀泉きょう(かめいずみきょう)さんの長編時代小説、『へんぶつ侍、江戸を走る』(小学館)を献本いただきました。 著者は、1984年京都市生まれで、本書がデビュー作になります。 小学館が、この夏、一押しの新人作家とい...
ミステリー

江戸から明治へ移ろう時代を映す、本格時代ミステリの第2弾

『雪旅籠』 戸田義長さんの連作時代小説、『雪旅籠(ゆきはたご)』(創元推理文庫)を入手しました。 著者のデビュー作『恋牡丹』に続く、同心親子の推理が冴える、本格時代ミステリの第2弾です。 若き日より『八丁堀の鷹』と謳われてきた北町奉行所定町...
単行本

文芸の力で世を治めようと願う源実朝を描く、新人賞受賞作

『言の葉は、残りて』 佐藤雫(さとうしずく)さんの長編時代小説、『言の葉は、残りて』(集英社)を入手しました。 鎌倉幕府の三代将軍・源実朝を主人公に、頼朝の死後、繰り広げられた覇権争いを描いた歴史時代小説です。 著者は、本作品(「海の匂い」...