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大砲松

大砲松
大砲松

(たいほうまつ)

東郷隆

(とうごうりゅう)
[幕末]
★★★☆☆☆

第15回吉川英治文学新人賞受賞作。007のパロディー「丁稚・定吉七番」シリーズでおなじみの著者の時代小説。あとがきにあるように、時代小説では継子扱いの幕末の洋式火砲をメインにとり上げた快作。「居残り左平次」や北原亞以子の『まんがら茂平次』を彷彿させる主人公松三がいい。絵になるヒロインがいないのが残念。

物語●神田和泉橋の裏店に住む締出し松、こと松三は、槍屋「槍丹」の放蕩息子。背中の刺青、文覚上人を撤兵組小頭並依田信五郎に湯屋で見込まれ、上野彰義隊へ入隊、大砲掛を仰せつかられるが…。

カバーデザイン:鈴木正道
解説:神坂次郎(作家)
舞台:慶応四年四月~八月
(講談社文庫・660円・1996/09/15)
購入日:1996/09/21
読破日:1996/09/25

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