もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へ

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もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へ

(もののけほんじょふかがわじけんちょう おさきうなぎおおぐいがっせんへ)

高橋由太

(たかはしゆた)
[ファンタジー]
★★★★

「もののけ本所深川事件帖」シリーズの2作目。7月21日の土用の丑の日に読みたいと思ってGet。

クライマックスは、本所深川で開催される鰻丼の大食い大会。賞金を目当てに勝たねばならないという事情を抱えた参加者たちの壮絶なバトルをユーモアと人情味をスパイスに描いている。我らがオサキモチの周吉も、危機に陥った鵙屋のために、フードバトルに参加する羽目に。

フードバトルの予選では鰻の前に丼飯の早食いがある。そのときに飯のおかずになったのが、亀戸村の大根の浅漬け。江戸時代、太い練馬大根とともにひょろりと細く葉も大きくてやわらかい亀戸大根が漬物としてよく食べられていたみたいで、物語にも取り入れられている。

このシリーズの魅力の一つは、オサキとオサキモチの周吉のコンビプレー。今回は、料理屋ばかりに放火をするという狐火騒動に立ち向かう。王子稲荷の親分狐のおこんや家康公ゆかりの狐のベニ様が新たに加わり、鵙屋の面々に、佐平次親分や柳生蜘蛛ノ介も前作に引き続き登場する。畠中恵さんの「しゃばけ」が好きな人にはとくにおすすめ。

物語●本所深川で狐火騒動が頻発していた。普通は青白い狐火が、昨今出没している狐火は紅色で、料理屋ばかりを狙って火付けをするという。そのため、本所深川の料理屋の者たちはびくびくと暮らしていた。
常連客に武家が多い献残屋も、小火を起こしては命取りになる。見回りを終えて鵙屋に戻る道中で、オサキモチで手代の周吉は、狐火を見つけて、王子稲荷に棲むという親分狐のおこんと出会った…。

目次■序/一 本所深川朱引き通り/二 藤吉の油揚げ/三 うなぎや梅川/四 お江戸の大食い自慢たち/五 狐憑き/六 鵙屋の火事/七 大食い合戦の始まり/八 幕間/九 大食い合戦の決着/十 オサキとベニ様/十一 江戸嫌い/十二 真打ち登場/終 顛末

イラスト:山田タクヒロ
カバーデザイン:藤牧朝子
本文DTP:株式会社明昌堂
時代:明記されず
場所:本所深川ほか
(宝島社文庫・476円・2010/10/21第1刷・243P)
購入日:2011/07/10
読破日:2011/07/24

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