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木枯し紋次郎(四) 無縁仏に明日をみた

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木枯し紋次郎(四) 無縁仏に明日をみた木枯し紋次郎(四) 無縁仏に明日をみた
(こがらしもんじろう4 むえんぼとけにあすをみた)
笹沢左保
(ささざわさほ)
[股旅]
★★★☆☆☆

「木枯し紋次郎」を月に1冊ずつ読むことを決めてから四ヵ月目、何とか滑り込みで読了する。別に読む気が起こらないというのではないが、他に読みたい本が多すぎて…。(^^;

「木枯し紋次郎」シリーズの特徴として、書き出しの見事さがあげられる。この巻でも、紋次郎はいろいろな形で登場する。十人余りの無宿人に襲われたり、茶屋で若い酔っ払いの女に絡まれたり、草むらで寝転んでいると、男女が濡れ場を始めたりと、いろいろな形でわれわれの前に現れる。

物語●「無縁仏に明日をみた」紋次郎は、信州小県郡大日向村で十人余りの男たちに襲われて死に、無縁仏として葬られる夢を見た…。「暁の追分に立つ」紋次郎は、木曽・須原宿で長煙管の女に頼みごとをされるが…。「女郎蜘蛛が泥に這う」紋次郎は、信州高遠で追い剥ぎに教われている夫婦を助ける…。「水車は夕映えに軋んだ」紋次郎は、八王子・横山宿で酔っ払いの女に絡まれる…。「獣道に涙を棄てた」紋次郎は、上州藤岡で男女の濡れ場を見る…。

目次■無縁仏に明日をみた/暁の追分に立つ/女郎蜘蛛が泥に這う/水車は夕映えに軋んだ/獣道に涙を棄てた/解説 菊池仁

カバーデザイン:亀海昌次
カバー写真:GRADE1
解説:菊池仁
時代:天保十年(1839年)二月
(光文社文庫・486円・97/4/20第1刷・253P)
購入日:97/6/18
読破日:97/8/31

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