熱海湯けむり 鎌倉河岸捕物控<十八の巻>

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熱海湯けむり 鎌倉河岸捕物控<十八の巻>

(あたみゆけむり かまくらがしとりものひかえ18)

佐伯泰英

(さえきやすひで)
[捕物]
★★★☆☆

「鎌倉河岸捕物控」シリーズの十八巻。久々に佐伯作品を読んでみたが、少し離れていたせいか、読むスピードが遅くなってしまった。佐伯作品は一気呵成に読むほうが楽しめる。タイトルにあるとおり、金座裏の宗五郎たちが熱海に湯治旅に行くところから始まる。

『熱海湯けむり』は、熱海に湯治に行く金座裏九代目の宗五郎と、江戸で留守を守る金座裏十代目の政次が、それぞれ事件を抱え、解決に向けて奔走するという、二元捕物劇。そういえば、「密命」シリーズでも父・惣三郎と息子・清之助が離れた場所で活躍するという巻がいくつかあったことを思い出す。

以前に作者の佐伯泰英さんの旺盛な執筆ぶりがTV番組で紹介されていたが、今も熱海在住されているのだろうか? 『熱海湯けむり』の大湯の長湧きのシーンで、熱海に行ったときに見た間欠泉を思い出した。夏休みを取ったばかりだが、寒くなったら熱海の温泉に行きたくなった。

物語●金座裏九代目宗五郎とおみつ、呉服商松坂屋の隠居松六とおえい、豊島屋の隠居清蔵ととせの三組の夫婦に、金座裏からは十代目政次の嫁しほと手先の広吉、松坂屋では手代の忠三郎、豊島屋では小僧の庄太を加えた総勢十人が、熱海に湯治の旅に出かけた。江戸の留守を任された政次は、蝋燭問屋の隠居が行方不明の末に、謎の女に金をゆすられる事件を扱うことに…。

目次■第一話 たぼと隠居/第二話 湯と紙/第三話 偽侍の怪/第四話 大湯長湧き/第五話 草履の片方

装画:浅野隆広
AD:芹澤泰偉事務所
時代:明示されず
場所:熱海峠、熱海、湯前神社、伊豆山神社、江之浦、小田原、鎌倉河岸、本石町、十軒店裏、浮世小路、太田姫稲荷下、南茅場町番屋、高松藩下屋敷、今川橋、本郷元町三念寺裏ほか
(角川春樹事務所・ハルキ文庫・686円・2011/05/08第1刷・310P)
購入日:2011/07/16
読破日:2011/08/28

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