鯖猫サバ、子分で定廻同心の「成田屋の旦那」を救え!

鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)田牧大和(たまきやまと)さんの文庫書き下ろし時代小説、『鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)』(PHP文芸文庫)は、江戸・根津宮永町の「鯖猫長屋」を舞台にした、大人気の謎解き&人情シリーズの第6弾です。

1カ月ほど前に新刊で入手した本ですが、ようやく少し時間ができて読み始めました。

江戸は根津宮永町にある「鯖猫長屋」の朝は、今日も賑やかだ。長屋の面々を“仕切って”いるのは、鯖猫模様の三毛猫サバ。そんなサバには人間の子分が二人いる。飼い主で画描きの拾楽と、「成田屋の旦那」と呼ばれている定廻同心・掛井だ。その掛井が手下の平八をかばって窮地に立たされる。拾楽がサバの力を借り、事件の核心に迫っていくと……。
(本書カバー裏の紹介文より)

「鯖猫長屋」では、サバが家出をして差配・磯兵衛の家に移り住みました。その翌日の夕暮れより、長屋では柱や床が鳴る「家鳴り」の異変が始まりました。

一方で、北町奉行所定廻同心、掛井十四郎が使っている目明し(十手持ち)平八が辻斬りの嫌疑をかけて捕まえた男が、寺社奉行が懇意にしている酒問屋の跡取り息子だったことから、寺社奉行から横槍が入ります。

十日の裡に酒問屋の息子が辻斬りだという証を立てなければお咎めを受けるという、窮地に立たされ、奉行所内でも孤立無援の掛井は、拾楽とサバの力を借りて事件の真相に迫ることに……。

今回も、謎が謎を呼ぶ展開と、サバを中心につながる登場人物たちの人情ドラマが楽しめそうです。

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『鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)』(田牧大和・PHP文芸文庫)
『鯖猫長屋ふしぎ草紙』(田牧大和・PHP文芸文庫)(第1巻)