風の市兵衛、若き日に算盤を学んだ大坂へ

縁の川 風の市兵衛 弐辻堂魁さんの文庫書き下ろし時代小説、『縁(えにし)の川 風の市兵衛 弐』(祥伝社文庫)を入手しました。

“算盤侍”唐木市兵衛が、得意の算勘と剣術を発揮して痛快な活躍をする、大人気の時代小説シリーズの最新刊です。

北町奉行所定町廻り同心・渋井鬼三次の息子・良一郎が幼馴染みの小春と失踪した。書き置きから大坂への欠け落ちが疑われた。腕利きの文六親分の下ッ引をつとめる良一郎が何故? 《鬼しぶ》と綽名される友の心中を察した市兵衛は、若き日、そろばんを学んだ大坂へ。二人の捜索中、市兵衛は良一郎が探っていた、大坂に本店を持つ騙りの噂が絶えない両替商を見つける……。
(本書カバー裏の紹介文より)

十三歳の冬に江戸を出て上方へ上った市兵衛は、奈良興福寺の門を叩き、法相唯識を学び剣の修行を積みました。

そして十八歳のとき、興福寺を去り、大坂堂島の米問屋に三年を過ごし、算盤と商いを学びました。大坂を出て灘へ向かったのは二十二歳のときでした。

本書では四十一歳になり、およそ二十年の歳月が流れています。

二十三巻刊行されてきたシリーズでこれまで詳しく触れられてこなかった、市兵衛の若き日の大坂時代が明らかになるということで、ファンには楽しみな題材です。
かつての修行の地で、市兵衛はどのような活躍を見せるのか、修行時代のどんな秘話が明らかになるのか、ワクワク感が止まりません。

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『縁の川 風の市兵衛 弐』(辻堂魁・祥伝社文庫)