百万都市・江戸の謎。大名屋敷から読み解く、“江戸の繁栄”

大名屋敷「謎」の生活歴史研究者の安藤優一郎さんの文庫書き下ろし歴史読み物、『大名屋敷「謎」の生活』(PHP文庫)を入手しました。

著者の安藤さんは、『大名屋敷の謎』『大名庭園を楽しむ』をはじめとして江戸に関する多くの読み物・著作物を書かれています。経済活動に注目したり、武家社会のメカニズムを解説したり、わかりやすく江戸の実像を読み解いていきます。

「江戸は町民が主役!」と言うけれど、実は江戸の面積の七割は武家地で、さらにその大半を、参勤交代で全国から集まる殿様と家臣の“大名屋敷”が占めていた。本書は、大名屋敷の圧倒的広さ、豪華庭園、巨大な経済効果、御用達商人、軍事機密で謎に包まれた殿様の生活などから、百万都市・江戸の知られざる実像に迫る。大名屋敷なくして、“江戸の繁栄”は成り立たなかった!

目次をパラパラと見ると、
第一章 謎の空間! 江戸藩邸
第二章 江戸の高級サロンだった大名庭園
第三章 「御用達の座」をめぐる争い
第四章 幕末の動乱が「江戸経済」を活性化させた!
第五章 寂れていく「江戸の大名屋敷」
第六章 「首都」東京と消えゆく大名屋敷
と、興味を引く見出しが並びます。

時代小説の合間に大名屋敷について勉強をすれば、次に読む武家小説がもっと面白く、もっと深くまで楽しめるかもしれません。

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『大名屋敷「謎」の生活』(安藤優一郎・PHP文庫)
『大名屋敷の謎』(安藤優一郎・集英社新書)
『大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪』(安藤優一郎・朝日新書)