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美人大泥棒お沙夜、江戸を揺るがす大悪党を成敗

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江戸の闇風 黒桔梗裏草紙山本巧次さんの文庫書き下ろし時代小説、『江戸の闇風 黒桔梗裏草紙』(幻冬舎時代小説文庫)を入手しました。

先日、昔の仕事仲間たちと忘年会で楽しいひと時を過ごしました。そこで、行ってみたい国の話をしていて、「江戸」へ行きたいという話に、現代から江戸へタイムスリップする、石川英輔さんの時代SF小説『大江戸神仙伝』シリーズの話で盛り上がりました。

さて、本書は、同じように現代から江戸へタイムスリップして事件を解決する、大人気の『八丁堀のおゆう』シリーズの著者、山本巧次(やまもとこうじ)さんによる、文庫書き下ろしシリーズです。

美人常磐津師匠・お沙夜の裏稼業は、大泥棒。ある時お沙夜は借金に苦しむ兄妹を助けるが、直後にその兄が何者かに殺されてしまう。きな臭さを感じ、相棒の彦次郎らと真相を探るうちに、八千両という大金の怪しい動きに気づく。あわよくばと大金を狙うお沙夜一味を待ち受けていたのは、江戸を揺るがす大悪党だった――。手に汗握る痛快時代小説。
(「BOOK」データベースより)

寛政の改革を行った松平越中守定信が罷免されてから二年が経過した頃が作品に描かれている時代です。
神田仲町で常磐津の師匠をしている文字菊ことお沙夜は、弟子で両替商の大高屋から、磯原藩からの八千両融資の話を聞きます。大高屋が断った話を材木屋の甲州屋が乗ったと聞き、お沙夜は仲間の彦次郎らと真相を探ることに……。

作者のお得意のミステリータッチで、江戸を荒らす悪党との対決が楽しめそうです。

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『江戸の闇風 黒桔梗裏草紙』(山本巧次・幻冬舎時代小説文庫)

『大江戸神仙伝』Kindle版(石川英輔・講談社文庫)