「七之助捕物帖」第二巻刊行、ますます快調なオンデマンド印刷本

七之助捕物帖 第二巻納言恭平(なごんきょうへい)さんの代表捕物小説をオンデマンド印刷で復刊した、『七之助捕物帖 第二巻』(捕物出版)を入手しました。

納言恭平の代表作、「七之助捕物帖」を、77年ぶりに現代仮名遣いに改めて、オンデマンド印刷により、3巻の単行本にまとめたものの一冊です。

本書第二巻には、赤い羽の矢、物言わぬ舟、乞食の仇討、小指物語、おろしゃ船挿話、佐賀堀の秘密、きつね駕籠、消え失せた男、蝦夷菊、女師匠、射的競べの怪、お市観音、お高祖頭巾の女、小夜しぐれ、因果娘、南天お房、六百六十六両二分、蛇女、かえり提灯、家鴨を飼う娘、強盗二人馬鹿の18編を収録しています。

本書の主人公七之助は、江戸中の御用聞の中でも、一番の捕物名人の名を謳われた父・又五郎の株を譲られながら、乱行ぶりが改まらず道楽がやめられなずに、三十人から集まっていた乾児(こぶん)たちは一人去り二人去りと、今では巾着切り上りの音吉だけという体たらくです。

「半七捕物帳」や「銭形平次捕物控」に通じる、古き良き捕物帳のスタイルを守り、今どきの時代小説では描かれることが少なくなった江戸の風俗が物語に自然に織り込まれています。時が経つのを忘れて、どっぷりと捕物話に浸れます。

オンデマンド印刷版でペーパーバック(無線綴じ)なので、軽くて取り回しやすくて、本文の文字も大きくて読みやすく読んでいて疲れにくい感じがします。

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『七之助捕物帖 第二巻』オンデマンド印刷版(納言恭平・捕物出版)

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