2018-10

ミステリー

「八丁堀の鷹」と異名をもつ同心とその息子が四つの謎を解く

戸田義長(とだよしなが)さんの文庫書き下ろし時代小説シリーズの最新刊、『恋牡丹(こいぼたん)』(創元推理文庫)を入手しました。 戸田義長さんは、本作で時代小説ながら、ミステリ作家の登竜門である鮎川哲也賞の最終候補に残り、推理小説の老舗...
市井

「おれは取次屋」。町の衆の揉め事を体を張って解決

岡本さとるさんの文庫書き下ろし時代小説シリーズの最新刊、『女敵討ち(めがたきうち) 取次屋栄三』(祥伝社文庫)を入手しました。 市井人情時代小説「取次屋栄三」シリーズの第19巻です。 主人公の栄三郎は、長年思いを通じ合っていた久栄を女房...
市井

『江戸は浅草』をUP

知野みさき(ちのみさき)さんの文庫書き下ろし時代小説、『江戸は浅草』(講談社文庫)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。 本書の主人公の真一郎は、儲からぬ矢師(武具の矢や狩猟用、神事などの矢を作る職人)をやめて、あれこれ違う仕事に手...
人物

江戸のインフラを造った公共事業家、河村瑞賢の波瀾の生涯を描く

伊東潤さんの長編歴史時代小説、『江戸を造った男』(朝日文庫)を入手しました。 河村瑞賢は元和四年(一六一八)に伊勢国度会郡に生まれ、明暦の大火の際に、木曾の材木買占めて財をなした商人です。 後世には富商の面ばかりでなく、海運航路を開...
明治

『大和維新』をUP

植松三十里(うえまつみどり)さんの近代時代小説、『大和維新』(新潮社)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。 本書は、堺県議のち大阪府議を務めながら私財を投じて、故郷・奈良県の独立(再設置)運動に尽くした、今村勤三の生涯を描いた長編...
未分類

秀吉の正室、寧々の視点を交えて描く、壮大な豊臣興亡記

岡田秀文さんの長編戦国時代小説、『関ヶ原』(双葉文庫)を入手しました。 歴史時代小説の名手による、『賤ヶ嶽』に続く、豊臣興亡記の第2弾。 天下の覇者・豊臣秀吉が死去したことにより起きた豊臣家の内紛。秀吉の恩に報いるべしと立ちあが...
幕末

落日の桑名藩を捨てるか、殉じるか。幕末に翻弄される兄弟

梶よう子さんによる長編時代小説、『連鶴(れんづる)』(祥伝社文庫)を入手しました。 一枚の紙から折る繋がったままの千羽鶴〈連鶴〉。桑名藩に伝わるそれは家族の深い絆を意味していた。大政奉還に始まる動乱期を、親藩桑名藩士として生き抜く速見...
武家

釣りが得意な浪人鮎貝伝八郎に夢のような仕官話

長辻象平(ながつじしょうへい)さんによる文庫書き下ろし時代小説、『御納屋侍 伝八郎奮迅録 あめんぼう』(双葉文庫)を入手しました。 本書の主人公、鮎貝伝八郎は、浪々の身で貧乏暮らし、近隣の川で釣り得た魚を長屋の者どもに与えて、日々の食...
幕末

『ひとだま 隠密絵師事件帖』をUP

池寒魚(いけかんぎょ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『ひとだま 隠密絵師事件帖』(集英社文庫)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。 幕末の品川宿で売れない絵師兼旅籠の用心棒を生業にしている司誠之進を主人公にした幕末エンターテインメ...
ミステリー

元禄バブルをもたらした、勘定奉行荻原重秀の死の謎を描く

諸田玲子さんによる長編時代小説、『闇の峠』(新潮文庫)を入手しました。 本書は、元禄期から勘定奉行として貨幣改鋳に携わり、五代将軍綱吉や側用人柳沢吉保に重用された、辣腕の勘定奉行荻原近江守重秀の死の謎を描いた時代ミステリーです。 ...