大正天皇を支え、昭和天皇を見守り続けた、貞明皇后を描く

大正の后 昭和への激動植松三十里(うえまつみどり)さんの近代長編小説、『大正の后 昭和への激動』(PHP文芸文庫)を入手しました。

幼少の頃に農家へ預けられ、「九条の黒姫さま」と呼ばれるほど活発な少女として育った節子。その利発さと健やかさを評価され、皇太子妃として選ばれたことから、明治、大正、昭和をつらぬく節子の激動の人生が始まった。病に臥せることの多かった大正天皇を妻として支え、母として昭和天皇を見守り続けた貞明皇后が命をかけて守りたかったものとは。

太平洋戦争末期、貞明皇太后は疎開することを拒み続けました。それは、今すぐ戦争を終えてほしいという暗黙の主張でした。

貞明皇后の平和への願いと、家族の絆を描き、皇室の視点から日本の近代史に光を当てた長編小説です。
平成31年の天皇陛下の譲位という歴史の転換点を迎える今、本書を読んでみたいと思います。

本書は、PHP研究所から2014年9月に刊行された『大正の后』を文庫化したものです。

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『大正の后 昭和への激動』(植松三十里・PHP文芸文庫)