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『このミス』大賞2018 隠し玉。本所が舞台の時代ミステリー

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本所憑きもの長屋 お守様福田悠(ふくだゆう)さんの時代ミステリー、『本所憑きもの長屋 お守様(おもりさま)』(宝島社文庫)を入手しました。

本書は、第16回『このミステリーがすごい!』大賞の「隠し玉」に選ばれた作品です。選考過程で「これは見どころがある」と判断されて「隠し玉」になると、大賞や優秀賞を受賞しなくても、出版されます。

高橋由太さんの『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』や山本巧次さんの『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』もこの「隠し玉」出身です。

江戸・本所にある徳兵衛長屋の奥には祠があり、「お守様」という人形が祀られている――。町で殺人事件が連続し、岡っ引の甚八は、被害者が強い恨みを買っていたこと、そして「お守様にお願いすれば恨みを晴らしてくれる」という噂が出回っていることを知る。甚八は、子どもの頃に起きたある事件を思い出しながら、出戻りの姉・おしのと幼馴染の柳治郎とともに、事件の真相に迫る!

さて、本作は、岡っ引の甚八を探偵役に据えた謎解き時代ミステリーで、本所の長屋を舞台に江戸風俗と人情味も楽しめます。

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『本所憑きもの長屋 お守様』(福田悠・宝島社文庫)
『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(高橋由太・宝島社文庫)
『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(山本巧次・宝島社文庫)