桜花の候、江戸本所深川散策の巻

桜が満開の中、久々に本所深川散策に出る。『ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則』の著者で菊川にオフィスを構える福永雅文さんと、『江戸切絵図にひろがる鬼平犯科帳、雲霧仁左衛門』『江戸時代小説はやわかり』の編集者のFさんとご一緒に、三人で鬼平および江戸情緒が残る場所を訪ねて歩く。

本所深川がご近所の福永さんに散策コースを考えていただき、地図のスペシャリストのFさんと現地調査をするという趣きだ。

コースは以下の通り。

両国駅集合→回向院→吉良邸跡→勝海舟生誕の地(両国公園内)→「鬼平犯科帳」の軍鶏鍋屋〔五鉄〕の設定場所→大横川→菊川駅→富岡八幡宮→深川不動→深川閻魔堂→霊巌寺→深川江戸資料館→清洲橋→万年橋→新大橋→森下駅→しゃも鍋屋〔かど屋〕

コース自体はほとんど前に訪れたところだったので、再確認の意味合いが強かった。桜の季節だったので、大横川沿いの桜や清澄庭園前の本誓寺境内の桜が本当にきれいだった。3時間ぐらいぶっ続けで休みなしに、名所を見て歩き通す。日ごろ運動不足の身にはやや強行軍で、明日は筋肉痛が出そうな感じ。ゴールの〔かど屋〕で飲んだビールがなんともうまい。

〔かど屋〕は文久二年創業の老舗しゃも鍋屋で池波正太郎さんも訪れたという名店で、〔五鉄〕のモデルの一つともいわれている。「鬼平犯科帳」の〔五鉄〕のイメージよりは料亭に近い高級感のあるたたずまい。しゃも鍋は初めてなので、わくわくして店に入った。

料理はしゃも尽くしのコース料理でお肉が新鮮でしっかりした味があり、酒によくあった。

名物のしゃも鍋は、八丁味噌ベースで濃い目の割りしたの味が、濃厚な肉と絡み合っておいしかった。

〔五鉄〕のしゃも鍋の味が味噌味だったかどうか思い出せないが、鍋を囲んで福永さん、Fさんとの歴史・江戸・時代小説談義にも花が咲き、江戸に少し近づけた一日だった。