鬼勘犯科帳―初代火盗改・中山勘解由(1)

豊島屋本店の吉村さんの紹介で、池端洋介さんの『鬼勘犯科帳―初代火盗改・中山勘解由 (コスミック・時代文庫)』を入手した。鬼平こと火附盗賊改方長官の長谷川平蔵は、超有名な時代小説キャラクターになっている。池波正太郎さんの作品以外にも、高橋克彦さんの『だましゑ歌麿』やえとう乱星さんの『鬼平殺し―御膳役一条惣太郎探索控 (コスミック・時代文庫)』などで描かれている。

主人公の鬼勘は、初代火盗改を務めた中山勘解由のことである。鬼平を意識した、一歩間違えると際物っぽいところもあるが、面白い人物を引っ張り出してきたともいえる。寛文十二年というから、江戸前期であり、食べ物や風俗を描くのがなかなか難しい時代でもあり、作者の腕の見せ所でもあり、期待したい。