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安政五年の大脱走(1)

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安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)』を入手した。帯に、「名画『大脱走』を超える痛快、感動の娯楽大作!」とキャッチコピーが書かれていた。『大脱走』というと、スティーブ・マックイーン主演の捕虜収容所を舞台にしたアクション映画で、40代~50代の方にはとても懐かしく感じられるのではないだろうか?

五十嵐貴久さんの書かれたこの時代小説は、井伊直弼を敵役に、幕末近くの安政五年に時代を据えている。桜田門外の変で、命を落とした大老を描いた時代小説は多い。キャラクターが立ちやすい人物だけに、物語のアンチヒーローとしては収まりがいいのである。

安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)』の表紙に、The Great Escape of 1858とサブタイトルが英語で入っていて、あまり見られない手法でカッコいい。幻冬舎文庫のイメージキャラクターに、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志が起用され、メガネを掛けて読書中の写真が帯に使われていた。新庄と読書のギャップが新鮮で面白い。

安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)

安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)