けんか凧―暴れ旗本八代目(2)

今よりも自由に使える時間が多かった4、5年前までは、ハードカバーでお気に入りの作家の新作が出るたびに購入していた。また、大きな書店の歴史・時代小説コーナーで、ちょっと古めの発行日のもので、文庫化されていない掘り出し物を探すのも好きだった。

今は自由な時間とおこづかいが限られている(とはいえ家族は理解がある)こともあり、文庫本一辺倒である。一時、ハードカバーで入手した作品が次々と文庫化され、それが(購入したことで安心してしまい)未読だったりして、複雑な思いにとらわれることもしばしば。

文庫本は価格面でリーズナブルなばかりでなく、解説が付いたり、ハンディサイズで外で読みやすかったり、商品パッケージとして完成度が高い。ただし、出版元では、単価が安い分、経済性を考えて、ハードカバーよりも1回あたりの印刷部数が多いために、売行きが芳しくないと品切れや絶版になりやすい特性がある。雑誌のように読みたいと思った瞬間に、購入しないと買いそびれる恐れが高いので、注意が必要だ。

けんか凧―暴れ旗本八代目 (徳間文庫)』読了。主人公のひょうたん侍、大河内右京が悪の巣窟、鬼ヶ島に乗り込むところが、映画『どら平太』をホーフツさせて、わくわくさせる。

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