「2018年7月の新刊 下」の新刊情報を掲載

身代わり若殿 葉月定光2018年7月21日から7月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年7月の新刊 下」を掲載しました。

今月の注目は、角川文庫から刊行される、佐々木裕一さんの『身代わり若殿 葉月定光』

村上水軍の末裔の家で育った主人公虎丸が旗本家の若殿葉月定光に入れ替わって、海賊剣術で江戸の悪を懲らしめる、痛快時代小説シリーズの開幕です。

→2018年7月の新刊 下

『巡る桜 上絵師 律の似面絵帖』を入手

巡る桜 上絵師 律の似面絵帖知野みさき(ちのみさき)さんの文庫書き下ろし時代小説、『巡る桜 上絵師 律の似面絵帖』(光文社文庫)を入手しました。

恋に悩みながらも、職人としてのほこりをかけた仕事に打ち込む、上絵師・律(りつ)を描く、市井小説「上絵師 律の似面絵帖」シリーズの第4弾です。

Yomeba!(光文社文庫のWeb)サイトに、「上絵師 律の似面絵帖の世界」という特集ページができました。これまでのあらすじや登場人物など、物語の世界を紹介しています。

上絵師 律の似面絵帖の世界|Yomeba!

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『巡る桜 上絵師 律の似面絵帖』(知野みさき・光文社文庫)

『飛行船月光号殺人事件 謎ニモマケズ』を入手

飛行船月光号殺人事件 謎ニモマケズ鳴神響一(なるかみきょういち)さんの文庫書き下ろし歴史ミステリー、『飛行船月光号殺人事件 謎ニモマケズ』(祥伝社文庫)を入手しました。

前作『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』は、若き日の宮沢賢治が探偵役をつとめる、大正ロマンが香るミステリーです。本作は、詩人で童話作家の宮沢賢治が名探偵ぶりを発揮する「謎ニモマケズ」シリーズの第2弾です。

時代は、昭和五年(1930)に移り、賢治が招待された大型旅客飛行船内で起きた殺人事件の謎に挑みます。

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『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』(鳴神響一・祥伝社文庫)
『飛行船月光号殺人事件 謎ニモマケズ』(鳴神響一・祥伝社文庫)

片倉小十郎の白石城を訪ねて

白石城死守南東北の歴史を巡る旅も最終日。宮城県白石市を訪れました。

白石は、伊達政宗の重臣・片倉小十郎の領地一万三千石として知られています。白石では、片倉家の居城だった白石城や武家屋敷など見て回りました。

片倉小十郎の初代景綱は、政宗の腹心として知られています。NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の西郷輝彦さんのイメージが強いです。

当主は代々小十郎を名乗っています。二代目重綱(のちの重長)は、父に代わって参戦して大坂の陣での活躍で「鬼小十郎」という武名を高めました。真田幸村(信繁)から認められ、娘と次男を託されました。
娘の阿梅は重綱の後妻となり、次男大八は「片倉」姓を名乗り、子の代に真田姓に復しました。

山本周五郎さんの『白石城死守』は、主君伊達政宗の留守を任された武将を描いた表題作をはじめ五篇を収録した短篇集です。

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『白石城死守(講談社文庫)』(山本周五郎)

天童織田藩の跡をたどる

明和絵暦山形市から天童市に移動しました。

天童市は、江戸時代に織田信長の次男信雄を祖先とする天童織田藩が置かれました。織田家は、上野国小幡藩、出羽国高畠藩を経て、天保二年(1831)に、天童に入りました。織田藩は、二万三千石で幕末まで天童を治めました。

天童では、織田信長を祀る建勲神社(たけいさおじんじゃ、けんくんじんじゃ)、旧東村山郡役所資料館などを見て回りました。

山本周五郎さんの『明和絵暦』は、明和事件に揺れる上州小幡藩の若き藩士たちを描く長編小説です。明和事件は、江戸中期に起こった尊王論者弾圧事件で、織田家はこの事件により、出羽高畠へ転封され、国主格待遇も廃されました。

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『明和絵暦(新潮文庫)』(山本周五郎)

最上義光の築いた山形を訪れる

北天に楽土あり: 最上義光伝 (徳間時代小説文庫)二本松から山形市に移動しました。

山形市では、最上義光(もがみよしあき)歴史館、山形城跡(霞城公園)、山形県立博物館を見て回りました。

最上義光は、伊達政宗の伯父(政宗の実母が妹)で、全盛期には57万石まで領土を広げた山形の礎を築いた戦国大名です。娘の駒姫は豊臣秀次の側室として、悲劇的な最期を迎えたことでも知られています。

最上義光歴史館と県立博物館で、義光の生涯と功績など人物像をあらためて知ることができました。

天野純希さんの『北天に楽土あり: 最上義光伝 (徳間時代小説文庫)』は、戦国大名最上義光の苛烈な一生を描いた時代小説です。

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『北天に楽土あり: 最上義光伝 (徳間時代小説文庫)』(天野純希)

戊辰戦争から150年。二本松少年隊

維新の肖像 (角川文庫)夏休みを利用して、福島県二本松市を訪れました。

二本松市は、二本松少年隊をフィーチャーし、戊辰戦争150周年記念事業を行っています。二本松城(霞ヶ城)と二本松少年隊の墓がある大隣寺などを見て回りました。

会津の白虎隊ほどの全国的な知名度はありませんが、二本松少年隊の奮戦ぶりも目を瞠るものがあります。時代小説でもっと取り上げられてもよいように思います。

安部龍太郎さんの『維新の肖像 (角川文庫)』は、二本松藩士の子として生まれ、国際的に活躍した歴史学者朝河貫一博士を描いた時代小説です。戦うことの意味を考えさせられる印象深い作品です。

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『維新の肖像 (角川文庫)』(安部龍太郎)

戊辰戦争150年、二本松少年隊と朝河寛一|時代小説SHOW

『百万石の留守居役(十一) 騒動』を紹介

百万石の留守居役(十一)  騒動上田秀人(さんの文庫書き下ろし時代小説、『百万石の留守居役(十一) 騒動』(講談社文庫)を紹介します。

加賀藩百万石で若くして江戸留守居役に抜擢された瀬能数馬の痛快無比な活躍を描く、人気シリーズ「百万石の留守居役」の第11弾。

越前松平家より追手をかけられた夫・数馬を奪回すべく、女駕籠で福井へ向かう琴の活躍ぶりが見どころの一つです。

『百万石の留守居役(十一) 騒動』の紹介を読む

再び、光文社文庫のKindle本を50%ポイント還元で入手

雨宿り (光文社文庫)Amazon Kindle本の光文社キャンペーン(50%ポイント還元)で、宮本紀子さんの『雨宿り (光文社文庫)』など、光文社文庫の4冊を入手しました。

第6回小説宝石新人賞受賞の表題作を含む五つの短篇を収録した、時代小説連作集です。以前から気になっていた作品で、この機会にGetしました。

今回の光文社キャンペーンは、2018年7月19日(木)23時59分(日本時間)まで実施中です。

★入手した本
宮本紀子さんの『雨宿り (光文社文庫)』
岩井三四二さんの『三成の不思議なる条々 (光文社文庫)』
河合莞爾さんの『粗忽長屋の殺人(ひとごろし) (光文社文庫)』
喜安幸夫さんの『知らぬが良策~大江戸木戸番始末(五)~ (光文社文庫)』

『長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守』を入手

長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守』(小学館文庫)を入手しました。

著者の千野隆司さんは、双葉文庫刊の『おれは一万石』シリーズが好調のうえに、新たに講談社文庫から『大店の暖簾 下り酒一番』が刊行されて、安定した活躍ぶりを見せを見せています。

本書は、鬼平こと、長谷川平蔵が創設に尽力した、石川島の人足寄場の定掛与力を務める、阿比留平之助の活躍を描くシリーズ第3作です。平蔵は平之助にとって母の兄で伯父にあたります。

今回は、人足寄場廃止のピンチ。人足寄場の廃止を狙う者たちとの対決が見どころです。

石川島人足寄場というと、山本周五郎さんの『さぶ』も思い出されます。

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『長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬』(千野隆司・小学館文庫)
『長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖2 決意』(千野隆司・小学館文庫)
『長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守』(千野隆司・小学館文庫)

『さぶ』(山本周五郎・講談社文庫)