『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』をUP

部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中永井紗耶子(ながいさやこ)さんの時代ミステリー、『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』(小学館文庫)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。

著者の永井紗耶子さんは、2010年に本作で第十一回小学館文庫小説賞を受賞してデビュー。他に、『日本橋紙問屋商い心得 福を届けよ』『帝都東京華族少女』『横濱王』などの著作があります。

十九歳の遠山金四郎は旗本屋敷を出て、長屋に暮らしています。旧知の狂歌師大田南畝に連れられて繰り出した吉原で、前夜話を交わした花魁・雛菊が斬られ死んでいるのを発見します。彼女の殺害の真相を探り始めると、雛菊は男たちに心中を持ちかけていたことを知ります。

のちの名奉行遠山金四郎景元の、若き日の市井で遭遇した事件を描いた時代ミステリー。事件を通して、葛藤し、成長していく金四郎が瑞々しく描かれています。

部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中|時代小説SHOW

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『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』(永井紗耶子・小学館文庫)

大正天皇を支え、昭和天皇を見守り続けた、貞明皇后を描く

大正の后 昭和への激動植松三十里(うえまつみどり)さんの近代長編小説、『大正の后 昭和への激動』(PHP文芸文庫)を入手しました。

幼少の頃に農家へ預けられ、「九条の黒姫さま」と呼ばれるほど活発な少女として育った節子。その利発さと健やかさを評価され、皇太子妃として選ばれたことから、明治、大正、昭和をつらぬく節子の激動の人生が始まった。病に臥せることの多かった大正天皇を妻として支え、母として昭和天皇を見守り続けた貞明皇后が命をかけて守りたかったものとは。

太平洋戦争末期、貞明皇太后は疎開することを拒み続けました。それは、今すぐ戦争を終えてほしいという暗黙の主張でした。

貞明皇后の平和への願いと、家族の絆を描き、皇室の視点から日本の近代史に光を当てた長編小説です。
平成31年の天皇陛下の譲位という歴史の転換点を迎える今、本書を読んでみたいと思います。

本書は、PHP研究所から2014年9月に刊行された『大正の后』を文庫化したものです。

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『大正の后 昭和への激動』(植松三十里・PHP文芸文庫)

読む人情時代劇「付添い屋六平太」、待望の新章開幕!

付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者金子成人(かねこなりと)さんの文庫書き下ろし時代小説、『付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者』(小学館文庫)を入手しました。

秋月六平太は恩師に乞われ、相良道場の師範代として多忙な生活を送っていたが、堅実な暮らしに少しばかり飽きも感じていた。ある日、馴染みの材木商母娘に誘われた船遊びで破落戸の喧嘩を諌めたことをきっかけに、妹佐和の進言もあって付添い屋稼業を再開する。
命を狙われる女医者や傲慢な天才棋士の付添いを務めた六平太の帰りを待っていたのは、匕首を持った男たちだった。

大人気の「付添い屋・六平太」シリーズが一年ぶりに復活で、新章の開幕です。
時代は、鼠小僧次郎吉が処刑された翌年の天保四年(一八三三)の三月。

諸国では天候不順などで凶作が続き、米の高騰に怒った庶民の打ちこわしや一揆、強訴も頻発し、世の中に殺伐とした空気が漂っていました。

江戸でも、盗賊の横行が衰えず、街中での刃物三昧が続く物騒な世相の中、満を持しての付添い屋稼業の復活。

六平太がどんな活躍を見せるか? お馴染の面々に変わりは? 新たな登場人物は? ドラマ「剣客商売」の名脚本家が送る新作に期待が高まります。

カバー帯の推薦コメントは、「御家人斬九郎」の蔦吉役をはじめ時代劇でも活躍されている、女優の若村麻由美さんです。

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『付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者』(金子成人・小学館文庫)

Kindle本キャンペーンで、名作捕物小説「なにわの源蔵事件帳」をGet!

なにわの源蔵事件帳1 大浪花別嬪番付開催中のAmazonのKindle本「小学館 50%ポイント還元キャンペーン」(2018年9月27日まで)で、有明夏夫(ありあけなつお)さんの名作捕物小説、『なにわの源蔵事件帳1 大浪花別嬪番付』(小学館文庫)を入手しました。

捕物帳作品といえば、江戸時代の江戸市中を舞台にしたものが主流の中で、本作は、時代も舞台も異色中の異色として大喝采を浴び、1978年、第八十回直木賞を受賞。81年には、桂枝雀主演によりNHKでテレビドラマ化された作品。ユーモアに溢れ、痛快至極の有明ワールドが完全復刊。

明治初年の大阪を舞台に、当時の社会状況や文化、風俗などが大阪弁とともに生き生きと甦ります。
「なにわの源蔵事件帳」シリーズは、ユニークな風貌で型破りの名探偵が活躍する捕物小説ファンなら読んでおきたい名作の一つです。

文芸評論家の細谷正充さんの編集による傑作選、全4巻のうちの1巻目。
「西郷はんの写真」「天神祭の夜」「尻無川の黄金騒動」「大浪花別嬪番付」「鯛を捜せ」「人間の皮を剥ぐ男」の六編を収録しています。

カバー装画は、「浮浪雲」のジョージ秋山さんです。勢いで、全4巻を大人買いしてしまいました。

小学館 50%ポイント還元キャンペーン
書籍全点対象!
期間:2018年9月14(金) 00時00分~2018年9月27日(木) 23時59分(日本時間)

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『なにわの源蔵事件帳1 大浪花別嬪番付』(有明夏夫・小学館文庫・Kindle版)
『なにわの源蔵事件帳2 新春初手柄』(有明夏夫・小学館文庫・Kindle版)
『なにわの源蔵事件帳3 艶女衣装競べ』(有明夏夫・小学館文庫・Kindle版)
『なにわの源蔵事件帳4 絵図面盗難事件』(有明夏夫・小学館文庫・Kindle版)

『花だより みをつくし料理帖 特別巻』をUP

花だより みをつくし料理帖 特別巻高田郁(たかだかおる)さんの文庫書き下ろし時代小説、『花だより みをつくし料理帖 特別巻』(ハルキ文庫)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。

著者の高田郁さんの作家生活10周年の記念作品であり、「みをつくし料理帖」シリーズ完結から四年後を描いた特別巻です。

料理屋「つる家」の面々、大坂で暮らしている澪と源斉、そして、あさひ太夫から昔の名前に戻った野江の。その後の暮らしぶりを描くとともに、小野寺数馬とその妻の素顔に迫る、「みをつくし料理帖」ファン垂涎の一冊です。

花だより みをつくし料理帖 特別巻|時代小説SHOW

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『花だより みをつくし料理帖 特別巻』(高田郁・ハルキ文庫)

三渓園を作った、横濱一の大富豪・原三渓を描く、近代小説

横濱王永井紗耶子(ながいさやこ)さんの長篇小説、『横濱王』(小学館文庫)を入手しました。

2010年、第十一回小学館文庫小説賞を受賞し、『恋の手本となりにけり』(文庫化に際し、『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』と改題)でデビューし、『帝都東京華族少女』などの著作がある、永井紗耶子さんの最新文庫作品です。

昭和十三年。青年実業家の瀬田修司は、横濱一の大富豪から出資を得ようと原三渓について調べ始める。三渓は富岡製糸場のオーナーで、世界最高ランクの生糸を生産していた。
関東大震災では横濱復興の先頭に立ち、私財を抛って被災者の救済にあたった。茶の湯に通じ、三渓園を作り市民に無料開放。日本画の新進画家を育成……と、身辺を嗅ぎ回っても醜聞は見つからず、瀬田は苛立つ。
やがて、三渓と話を交わす機会を得た瀬田は少しずつ考えを変えていく。少年時代の瀬田には、三渓との忘れ得ぬ出来事があった。

三渓園を作り、市民に開放したことで知られる、国内有数の大富豪、原三渓。
本書は、関東大震災から太平洋戦争の終戦まで、大正から昭和初期(近代)を舞台に、すごい男、三渓の人間像に迫る、歴史時代小説です。

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『横濱王』(永井紗耶子・小学館文庫)
『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』(永井紗耶子・小学館文庫)

『葵の残葉』をUP

葵の残葉奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの歴史時代小説、『葵の残葉』(文藝春秋刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。

幕末の尾張徳川家当主徳川慶勝ら、分家の高須松平家出身の四兄弟の目を通して、激動の時代を描いた歴史時代小説。

“葵”の紋様を継ぐ、徳川御三家である尾張徳川家の当主でありながら、いちはやく幕府を見限り、新政府側に立った慶勝を中心に四兄弟の生き様を、史実を織り交ぜながら描いています。

葵の残葉|時代小説SHOW

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『葵の残葉』(奥山景布子・文藝春秋・Kindle版)

『春はまだか くらまし屋稼業』をUP

春はまだか くらまし屋稼業今村翔吾さんの文庫書き下ろし時代小説、『春はまだか くらまし屋稼業』(ハルキ文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。

重篤な母に会いたいという少女・お春の願いを叶えるために、くらまし屋の平九郎が奔走します。しかし、お春は奉公先の呉服屋の命運を握る存在になっていて、お店の土蔵に厳重に監禁されていました……。

くらまし屋の活躍にハラハラドキドキ。読み出したら止められない、エンターテインメント時代小説シリーズの第2弾です。

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『春はまだか くらまし屋稼業』(今村翔吾・ハルキ文庫)

『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』をUP

本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人藤木桂(ふじきかつら)さんの文庫書き下ろし時代小説、『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』(二見時代小説文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。

権力におもねることなく、自らを律し正義を貫く十人の侍たち。「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する、目付たちの活躍に胸が躍る、読み味爽快な時代小説です。

本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人|時代小説SHOW

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『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』(藤木桂・二見時代小説文庫)

おらんだ忍者了潤、謎の男の手記を追って蝦夷地へ

おらんだ忍者 医師了潤 秘めおくべし浮穴みみさんの文庫書き下ろし時代小説、『おらんだ忍者 医師了潤 秘めおくべし』(中公文庫)を入手しました。

了潤が主命により張り込んでいた男が、一心不乱に書き上げた手記には「秘めおくべし」の表書きが……。手記を奪おうとする二人の侍や毒矢を用いて彼らを襲う正体不明の隠密。さらに、町奉行所同心の変死体が発見されて……。謎を呼ぶ男の手記に誘われるように、了潤たち忍び組は蝦夷地へと旅立つ。

伊賀の隠れ里から江戸へ出て、正体を隠して町医者となった上忍の笹川了潤を主人公にした大江戸不思議事件帖の第2弾です。

本書に、北海道を命名(2018年は北海道命名150年の記念の年です)した、伊勢国生まれの探検家、松浦武四郎が登場します。

北海道旭川市生まれで、札幌在住の著者が、武四郎をどのような人物として描くのか、了潤たち忍び組を蝦夷地でどんな活躍をさせるのか、興味がつきない作品です。

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『おらんだ忍者 医師了潤 秘めおくべし』(浮穴みみ・中公文庫)(第2巻)
『おらんだ忍者 医師了潤 御役目は影働き』(浮穴みみ・中公文庫)(第1巻)