今日読みたい本|『小説を書く人のKindle出版入門』|理流|日本歴史時代作家協会
いきなり弁明めいた書き出しで恐縮ですが、もともとバタバタとしているところ、今年8月以降は、いろいろなことが立て込んでいて、さらに慌ただしくなり、肝心の時代小説の紹介がなかなかできずにおりました。
心苦しく思っております。少しずつ、これまでのペースに戻してまいりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
なぜ理流(中の人)はKindle出版に取り組んだのか
この1カ月あまり、私は「Wordだけで電子書籍(Kindle)を制作する」プロジェクトに集中していました。
その成果として、『第14回日本歴史時代作家協会賞 受賞の言葉と選評』と『小説を書く人のKindle出版入門』という2冊のKindle&ーパーバックが誕生しました。
なぜこのようなプロジェクトを始めたのか――『小説を書く人のKindle出版入門』の「あとがき」から引用します。
2023年4月、デザイン制作会社から電子書籍レーベル「歴史行路文芸文庫」を譲り受けました。歴史時代作家が多く所属している協会だからこそ、この電子書籍事業を継承することで、会員の創作活動を後押しできるのではないか。そんな期待がありました。
とはいえ、専従スタッフのいない私たちが、出版社のように定期的に電子書籍を作っていくのは簡単ではありません。発行ペースを保つことが難しく、新作を思うように出せない時期が続きました。
そんな状況の中で、2025年に電子書籍事業の見直しをしていく過程で、「いっそ、会員が自分の力で電子書籍を作れるようにしたらどうだろう?」という発想に行き着きました。試行錯誤を重ねながら、その答えとして生まれたのが、本書です。
(『小説を書く人のKindle出版入門』あとがきより)
Wordだけで電子書籍を作れる時代に
AmazonのKindle出版は、自分の作品を出版したいという創作者の願いを叶える画期的な仕AmazonのKindle出版は、「自分の作品を形にしたい」という創作者の願いを叶える画期的な仕組みです。しかし、ITスキルに自信のない方にとっては、依然としてハードルの高い部分もあります。
とはいえ、以前はEPUB形式での入稿が必須だったリフロー型Kindleも、現在ではWord(DOCX)で入稿が可能となり、制作の敷居は大きく下がりました。
『小説を書く人のKindle出版入門』は、サブタイトルにある通り
「Wordで電子書籍とペーパーバックを出版する最短ルート」
を目指して執筆した入門書です。Wordさえ使えれば、誰でもKindle出版ができることを目標にしています。
実際にWordで仕上げた2冊の本
今回制作した
・『第14回日本歴史時代作家協会賞 受賞の言葉と選評』
・『小説を書く人のKindle出版入門』
の2冊は、いずれもWordから制作した電子書籍・ペーパーバックです。
前者は、8月24日に受賞作決定、10月24日に授賞式を開催した「第14回日本歴史時代作家協会賞」の受賞者の言葉と三田誠広選考委員長をはじめとする選考委員諸氏の選評を収録したもので、授賞式当日に配布した冊子をもとにしています。
出席できなかった方から「ぜひ読みたい」という声をいただき、急ぎ電子書籍化しました。
本書は、後者の本のためのKindle出版の実験台でもあります。
後者は、『受賞の言葉と選評』の制作過程で気づいた点も反映し、より実践的でわかりやすいKindle出版マニュアルとしてまとめたものです。
Kindle出版だけでなく、そのデータを活用してペーパーバックを刊行する方法まで丁寧に解説しています。
小説を書く人にこそ届けたい本
本書は小説に限らず、読み物・エッセイ・研究書など、さまざまな原稿の電子書籍化に役立つ内容です。
しかし、あえてタイトルに「小説を書く人の」と入れたのは、次のような思いからです。
小説を書き上げたものの出版予定がない方、
趣味や内容の方向性から商業出版が難しい作品を
なんとか世に出したい――
そんな創作者を応援したい。
そんな願いを込めて、この入門書を制作しました。
Kindle出版に興味がありましたら、ぜひご覧ください。
なお、本書では、企画の段階でChatGPTと繰り返しプロンプト→回答生成→ダメだしプロンプト→回答再生成を行って磨き上げて、また文字校正の段階でChatGPTと利用して作成しました。
今回取り上げた本
書誌情報
『小説を書く人のKindle出版入門: Wordで電子書籍とペーパーバックを出版する最短ルート』
理流
日本歴史時代作家協会
2025年12月1日初版発行
目次
はじめに ――KDPでできること
第1章 電子書籍とペーパーバックの基本
第2章 Wordで原稿を整える実践ステップ
第3章 Word/PowerPoint/Canvaで作る表紙デザイン
第4章 KDPの管理画面で出版操作
第5章 販売ページの整え方と売れる仕組みづくり
第6章 ペーパーバック制作と紙の本の完成
第7章 文学フリマなど出版後の活動方法
巻末資料 プロフィールや商品説明の雛形、チェックリスト、価格シミュレーションなど便利なテンプレート集
あとがき
本文155ページ/書き下ろし







