東京新聞で、最強力士の秘められた一番を描く『雷電』を紹介しました

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク

『雷電』|梶よう子|KADOKAWA

東京新聞2025年11月22日掲載「推し時代小説」梶よう子『雷電』(KADOKAWA)2025年11月22日(土)の東京新聞中日新聞では11月23日)朝刊・読書面「推し時代小説」のコーナーで、本の紹介をいたしました。
「推し時代小説」は、書評家の細谷正充さん、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さん、文芸評論家の木村行伸さん、そして私・理流が週替わりで、おすすめの歴史時代小説を取り上げる連載企画です。

今回ご紹介したのは、梶よう子(かじ・ようこ)さんによる歴史時代小説、雷電らいでん』(KADOKAWA)です。

作品について

総取組数二百八十五戦十敗、九割六分二厘という驚異的な勝率を誇り、史上最強の力士と言われる雷電為右衛門。
その雷電から二つの白星を奪った唯一の力士が花頂山でした。二人の対戦成績は、雷電の三勝二敗一預かりだったといいます。
本書は、その二人の最後の取組に秘められたドラマを描く相撲小説です。

江戸時代の相撲は、寺社の修繕や造営を目的とした勧進相撲として発展し、庶民の娯楽として定着していました。
一方で大名家では、藩の名誉をかけて有力な力士を抱えていました。
抱え力士となると士分となり、大小の帯刀を許され、わずかながら禄を受けることができました。

雷電も雲州松江藩の抱え力士でした。出雲藩は相撲に力を入れることで知られ、「相撲藩」と呼ばれるほどでした。
新任の江戸留守居役・石積多平太は相撲嫌いながらも、藩主が注力する力士の育成に関わることになります。

雷電と花頂山の最後の一番を軸に、藩の思惑と力士たちの誇りを描きつつ、多平太の葛藤と成長も重ねた物語になっています。

今回取り上げた本

「ほんまる」で「東京新聞・推し時代小説」特集 開催中

「ほんまる」で「東京新聞・推し時代小説」特集
東京新聞の書評で取り上げた本を集めました神田神保町のシェア型書店「ほんまる」にある「時代小説SHOW」の棚(10章7節)では、東京新聞の時代小説書評コーナー「推し時代小説」で取り上げた書籍を取り揃えております。●販売中の書籍『海を破る者』今...

東京新聞「推し時代小説」バックナンバー

東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻里子さん、木村行伸さんらと順番に担当しています。
梶よう子|時代小説ガイド
梶よう子|かじようこ|時代小説・作家東京都生まれ。2005年、「い草の花」で第12回九州さが大衆文学大賞を受賞。2008年、『一朝の夢』で第15回松本清張賞を受賞。2015年、『ヨイ豊』が第154回直木賞候補作品に。時代小説SHOW 投稿記...