【日々是好日】「脳挫傷」から生還し、伊丹完として活躍

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今日読みたい本|『将軍隠密役 江戸潜入捜査 幕閣斬り』|伊丹完|コスミック時代文庫

将軍隠密役 江戸潜入捜査 幕閣斬り

著者の伊丹完(いたみ・かん)こと飯島一次さんは、日本歴史時代作家協会の理事としてご活躍されている、時代小説界の大先輩です。

映画にも造詣が深く、落語やミステリーにも幅広い知識をお持ちのため、執筆活動のほか、映画祭審査員や江戸講座の講師など、さまざまな場で活動されています。
先日の第14回日本歴史時代作家協会賞授賞式&パーティーでも名司会ぶりを発揮されました。

しかし、飯島さんはとても不思議で魅力的な方です。
見た目は穏やかで、話しぶりも柔らかく、まさに紳士といった雰囲気の方ですが、かつては毎晩お酒を欠かさず、酒席では延々とビールを飲み続ける酒豪ぶりを発揮されていました。

ところが3年前、飯島さんは生死にかかわる大きな出来事を経験されました。
近くのファミレスでお酒を飲み、歩いて帰宅された翌朝、頭痛で目を覚ますと、そこは病院のICU(集中治療室)。
道端で血だらけで倒れているところを通行人が発見し、救急搬送されたのだそうです。
診断は「脳挫傷」と「外傷性くも膜下出血」。命に関わる状況でした。

約1カ月の入院を経て日常生活が送れるようになり、幸い後遺症も一切なかったとのこと。
その後はお酒をきっぱりと断たれ、「もう飲みたいとも思わない」とおっしゃっています。

飯島さんの闘病記は、日刊ゲンダイ「愉快な病人たち」で読むことができます。

脳挫傷で救急搬送された作家の伊丹完さん「もう少し時間がたっていたら死んでいたかも…」|独白 愉快な“病人”たち
「ここはどこだろう?」という感じでした。 自宅からほど近いファミリーレストランでいつものように食事をし、い...

なお、「伊丹完」という筆名は、“痛みが完治しますように”という思いを込めて名付けられたのだそうです。
お酒をやめられたことで体調もすっかり良くなり、文庫書き下ろしシリーズも絶好調とのことです。

さて、そんな伊丹完さんの最新文庫書き下ろし作品をご恵贈いただきました。
『将軍隠密役 江戸潜入捜査 幕閣斬り』(コスミック時代文庫)です。

本作は、元役者で、二枚目から悪役、女形まで、どんな役にも成りきって悪を懲らしめる銀次郎が活躍する「将軍隠密役 江戸潜入捜査」シリーズの第2作です。

今回の密命は、高貴な美女を囮にして男たちを誘惑し、大金を巻き上げているという“隠れ里”を探し出し、摘発せよというもの。銀次郎はこの難事件にどのように挑むのか。続きは本編でお楽しみください。


今回取り上げた本


書誌情報

『将軍隠密役 江戸潜入捜査 幕閣斬り』
伊丹完
コスミック出版・コスミック時代文庫

2025年11月25日初版発行
カバーイラスト:加藤木麻莉

目次
第一章 浮世の花道
第二章 桃源郷
第三章 いかさま
第四章 隠れ里始末

本文286ページ/書き下ろし

伊丹完|時代小説ガイド
伊丹完|いたみかん|時代小説・作家映画マニアとして知られ、落語やミステリにも造詣が深い。執筆の合間に、試写室めぐり、映画祭審査委員、江戸講座講師、寄席での対談をこなす。時代小説SHOW 投稿記事→伊丹完の本(Amazonより)⇒時代小説作家...