第8回書評家・細谷正充賞授賞作品発表展|ギャラリー玻璃|9月28日(日)~10月4日(土)
一般社団法人文人墨客が主催する、令和7年度 第8回書評家・細谷正充賞の受賞作品が決定し、9月28日(日)から10月4日(土)までの間、東京・有楽町の東京交通会館内にあるギャラリー玻璃にて「授賞作品発表展」が開催されました。
この賞は、書評家であり名アンソロジストでもある細谷正充さんが、2024年9月から2025年8月に刊行された書籍の中から「これは面白い」「これは心に残る」と感じた、どこにもとらわれない傑作5作品を選び、表彰するものです。
■第8回書評家・細谷正充賞受賞作品
・赤神諒『我、演ず』(朝日新聞出版)
・石川智健『エレガンス』(河出書房新社)
・遠坂八重『死んだら永遠に休めます』(朝日新聞出版)
・新川帆立『目には目を』(KADOKAWA)
・中島要『口出し屋お貫』(祥伝社)
時代小説に限らず、ミステリー、ホラー、SFなど幅広いジャンルのエンターテインメント小説を対象としており、その鋭い選書眼には毎回感服させられます。
主催者である文人墨客の岩田健太郎さんは、この「授賞作品発表展」の意義について、次のように語っています。
書評家の個人名を冠した「細谷正充賞」は、最近では知名度も高まってきましたが、作家や出版社の中にはまだご存じない方もおり、「受賞作に選ばれた」と告げても半信半疑ということがあります。そのため、賞を広くPRするリアルな場として発表展を開催しているのです。
あらためて、出版社ではなく文学賞を主催することの大変さと、ここまで賞を育て上げられた細谷さん、岩田さんをはじめ関係者の皆様に敬意を表します。
発表展では、受賞作家の言葉や編集者のコメントが展示されていました。既読の作品では「そうだったのか」と新たな気づきがあり、未読の作品については「ぜひ読んでみたい」と思わされました。
この賞の詳細は、11月に行われる授賞式に向けて制作される『文人墨客』第13号に掲載される予定です。






































