『文蔵2023.5』特集、あさのあつこその作品世界の魅力

『文蔵2023.5』（PHP研究所・PHP文芸文庫）の特集は、「おいち不思議がたり」シリーズ最新刊発売記念！　あさのあつこその作品世界の魅力 です。

4月に文庫新刊でシリーズ第5弾の『星に祈る』が、5月に単行本『渦の中へ』が刊行されます。

「おいち不思議がたり」シリーズに主人公おいちは、江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝いながら、医者になりたいと願っています。死者の姿を見たり声を聞いたりする不思議な力をもっていて、その力を生かして、病に苦しむ者に寄り添い、迷い悩みながらも医者の道を歩んでいきます。

また、シリーズを通して、一人の少女から、仕事と家庭を両立させていく大人の女へ成長していく姿を見るのも何とも楽しみ。（親戚のおじさんか近所のおばさんのようですが…）

ライターの青木逸美さんによる、あさのあつこさんのおすすめ12作のブックガイドも、あさの作品を手に取ろうという方は要チェックです。

なんと、今号で「文蔵」は創刊200号を迎えました。
おめでとうございます！
いつごろから読み始めたか覚えていませんが、気が付くといつのころからか近くに「文蔵」がありました。

文庫本サイズなのでかさばらないので、ちょっとした空き時間にパラパラとページをめくって短編やインタビュー記事を読むのが好きです。

500号に向けて、もっともっと続くことを願っています。

PHP研究所

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