2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2020-05

人物

幕臣三浦按針となった、ウィリアム・アダムスの波瀾の生涯

『按針』 仁志耕一郎(にしこういちろう)さんの文庫書き下ろし長編小説、『按針(あんじん)』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。 江戸時代というと、鎖国のイメージが強くありますが、江戸幕府開府の頃は鎖国政策はとられておらず、徳川家康は広...
人物

「2020年5月中旬の新刊(文庫)」をアップ

2020年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年5月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。 今回は、集英社文庫から刊行される、佐藤賢一さんの『黒王妃』を取り上げます。 本書は、16世紀のフィレンツ...
ユーモア

旗本屋敷も大名屋敷も立入り御免、悪事を見つけて成敗!

『新地奉行 太田太田太』 山田剛(やまだたけし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『新地奉行 太田太田太(しんちぶぎょう おおたたでんた)』(コスミック・時代文庫)を紹介します。 本書は、明朗快活なヒーローが活躍するコスミック・時代文庫の一冊ら...
ミステリー

父の行方不明の秘密は、『万葉集』の歌に隠されていた

『からころも 万葉集歌解き譚』 篠綾子さんの文庫書き下ろし時代小説、『からころも 万葉集歌解き譚』(小学館文庫)を献本いただきました。 江戸・日本橋の薬種問屋の小僧・助松が、一年半前に行方不明になった父から託された日記に記された六首の和歌の...
ミステリー

「源氏物語殺人事件」で、紫式部と清少納言が推理比べ

『薫大将と匂の宮』 岡田鯱彦(おかだしゃちひこ)さんの長編時代ミステリ、『薫大将と匂の宮』(創元推理文庫)を入手しました。 本書は、『源氏物語』の主人公光源氏ゆかりの二人の貴公子、薫大将と匂の宮が織りなす物語「宇治十帖」の世界を舞台にした、...