「2018年10月の新刊 下」をアップ

恋牡丹2018年10月21日から10月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年10月の新刊 下」を掲載しました。

今回は、創元推理文庫から刊行される、戸田義長(とだよしなが)さんの『恋牡丹』を楽しみにしています。

北町奉行所に勤める戸田惣左衛門は、若き日より「八丁堀の鷹」とも称されるやり手の同心である。長屋の一室で扼殺されていたお貞。夕餉を準備中の凶行で、鍋には豆腐が煮えていた。長屋の皆は桜見物に出かけており……「花狂い」。吉原で急に用心棒を頼まれた惣左衞門の目の前で、見世の主が殺害された。衝立と惣左衞門によってある種の密室だったはずなのだが……「願い笹」など、惣左衛門とその息子・清之介を主人公に描く四編を収録する。

江戸から明治へと移りゆく混乱期を、「八丁堀の鷹」の異名を持ちながら園芸を愛する惣左衛門とその息子・清之介の目を通して活写した人情謎解き小説です。

著者は、ミステリ小説出版の老舗・東京創元社が主催する公募の新人賞、第27回鮎川哲也賞(2017年)の最終候補作となった『恋牡丹』を大幅に改稿した本作品で文庫デビュー。

→2018年10月の新刊 下

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『恋牡丹』(戸田義長・創元推理文庫)