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シリーズ12万部突破!「ちょいワル」文吾の下町人情事件帖、第5弾

はぐれ文吾人情事件帖 ちぎれ雲の朝小杉健治さんの『はぐれ文吾人情事件帖 ちぎれ雲の朝』が宝島社文庫より刊行。「はぐれ文吾人情事件帖」の最新刊で第5弾になります。

文吾は、どうしても堅気の暮らしができないため、想い人に本心を打ち明けられない日々が続く。そんなある日、文吾の後をつけてくる女がいた。ざんばら髪でみすぼらしいなりの女が文吾をつける理由とは? 同じころ、強欲な金貸し次郎兵衛が殺害され、犯人は文吾に似ていたという……。

主人公の文吾は二十四歳。細身の長身で、細面に切れ長の目、高い鼻梁に引き締まった口許、粋でいなせと讃えられそうですが、どこか軽薄な感じがして男ぶりを下げていました。

それもそのはずで、小間物の行商を生業にしていますが続かず、田原町の口入れ屋の大黒屋から裏の仕事も回してもらい、危ない仕事に手を出す、ちょいワルな若者です。ふた親のことを知らない孤児で、子どものころから天秤棒を担いでしじみを売ったり、地回りの男の使い走りをしたり、かっぱらいをして生きてきた生い立ちに原因がありそうです。

文吾は、不良を気取っても、想い人に本心を告げられない純情さと、弱者への思いやりを兼ね備えた、好感度が高いキャラクターとして描かれています。こんなところに、シリーズ累計12万部突破の人気の秘密があるのかもしれません。

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『はぐれ文吾人情事件帖 ちぎれ雲の朝』