@jidaishow: 『蘭陽きらら舞』では、元女形役者の蘭陽に舞台復帰の話があることから、江戸の芝居の世界も描かれている。成田屋や勝俵蔵(若き日の鶴屋南北)らも登場する。『おこう紅絵暦』に登場した中村滝太郎も出てくるので、シリーズのファンとしては楽しみなところ。作者お得意のホラー色もありで楽しい一編。
2011-09-09 00:51:02 via web
@jidaishow: さて、『蘭陽きらら舞』だが、若衆髷を結い、女と見紛う美貌と、派手で奇抜なファッションの、江戸のオネエ系男子の蘭陽の活躍と生い立ちにスポットを当てた、伝奇色の濃い事件帖といったところ。主人公が解決型のヒーローではなくトリックスター的な存在というところが面白い。
2011-09-09 00:44:30 via web
@jidaishow: 蘭陽は、最初に『京伝怪異帖』でチョイ役で出ている。『蘭陽きらら舞』では、そのときの話(平賀源内との関わり)にも触れられている。『京伝怪異帖』は、最初に中央公論新社で単行本で出版、講談社文庫で文庫デビュー後、文春文庫に入りという数奇な生い立ち。蘭陽の存在によってシリーズ入りした。
2011-09-09 00:40:12 via web
@jidaishow: 『蘭陽きらら舞』は、トンボが得意な元・女形役者の蘭陽と、駆け出しの絵師・春朗(若き日の葛飾北斎)のコンビが活躍する連作時代小説。蘭陽が華々しく読者の前に登場する前作『春朗合わせ鏡』とセットで読むといい。
2011-09-09 00:33:06 via web
@jidaishow: 高橋克彦さんの『蘭陽きらら舞』を読んだ。『だましゑ歌麿』『おこう紅絵暦』『京伝怪異帖』『春朗合わせ鏡』と続く、シリーズ5作目。『京伝怪異帖』は、登場人物の重なりが少なくて別路線の番外編といったところ。
2011-09-09 00:27:17 via web
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