「文蔵2009.5」で戦国武将小説特集

若い女性、「歴女(れきじょ)」たちが原動力となり、空前の戦国武将ブームが起きている。その影響から、歴史時代小説にも目を向ける人が増え、その結果、時代小説が盛り上がることは、時代小説ファンとしてうれしいことだ。

今月の「文蔵(ぶんぞう)」では、『小説で「戦国武将」を楽しむ』という特集が組まれている。『天地人』の作者、火坂雅志さんのインタビューに加えて、文芸評論家の末國善己さんが、直江兼続、前田慶次郎、石田三成、真田幸村、上杉謙信、武田信玄、長宗我部元親ら、戦国武将を描いた歴史時代小説の名作をガイドしている。

天地人〈上〉天の巻

天地人〈上〉天の巻

PHPさんらしい企画としては、PHP文庫で読む「勇将、義将、智将」のコーナー。PHP文庫で刊行されている、全国各地の戦国武将たちの名前がタイトルについた作品を紹介している。私の趣味としては、『大谷吉継』(野村敏雄著)と『島津義弘』(加野厚志著)『長宗我部盛親』(二宮隆雄著)あたりが読みたい。いずれも西軍だが…。

大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将 (PHP文庫)

大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将 (PHP文庫)

島津義弘―関ヶ原・敵中突破の豪勇 (PHP文庫)

島津義弘―関ヶ原・敵中突破の豪勇 (PHP文庫)

長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか) (PHP文庫)

長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか) (PHP文庫)

時代小説のブックガイドといえば、『この文庫書き下ろし時代小説がすごい!』が宝島社から刊行されている。戦国武将ブームと並んで、文庫書き下ろし時代小説も相変わらず大ブームである。時代小説好きの一人であるが、なかなかそのほとんどの作品を読み切れていないので、ちょっとした空き時間に読む本を見つけたり、次に読むシリーズを探すのに重宝する。