『TITLE』の時代小説特集は垂涎モノ

TITLE2007年9月号文藝春秋の『TITLE』9月号で、「ビジネスに効く時代小説 全203冊」と題して、時代小説の特集を組んでいる。

スタイリッシュな大人の男性向けの雑誌ということで、自分には縁遠いかなと思っていたのだが、100ページにわたる時代小説特集は圧巻。読み応えがある。

TITLe (タイトル) 2007年 09月号 [雑誌]

TITLe (タイトル) 2007年 09月号 [雑誌]

表紙には2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」に主演する宮崎あおいさんが、寛永寺の「葵の間」で読書をしているシーンが使われている。NHK連続ドラマ「純情きらり」つながりで、新進俳優の福士誠治さんも青年武士姿で登場している。10月からスタートするNHK木曜時代劇「風の果て」で、主人公の桑山又左衛門の青年時代、上村隼太役を演じるそうだ。

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

風の果て (上) (文春文庫)

風の果て (上) (文春文庫)

さすがに文藝春秋の雑誌らしく、作家へのインタビューや特別記事が大充実。

浅田次郎さん、山本一力さん、松井今朝子さん、宮本昌孝さん、畠中恵さんへのインタビューや、『信長の棺』の加藤廣さん、『火天の城』の山本兼一さんも対談で登場する。「藤沢周平をめぐる山形・庄内の旅」や「池波正太郎作品に学ぶ、男のビジネス作法。」などは、昔からの時代小説ファンにもうれしいところ。

信長の棺

信長の棺

火天の城 (文春文庫)

火天の城 (文春文庫)

文芸評論家の末國善己さんによる「組織」「名君」「商売」「職人」などのキーワード別におススメの時代小説を10作品ずつ計100作品を紹介するブックガイドが時代小説選びの参考になる。

実は、私も「時代小説から読み解く、江戸の町のビジネスマップ。」という記事を書かせていただいた。

手前味噌なことは置いておくとしても、時代小説好きとしては至福のひとときが送れる雑誌。

ぜひ、書店で手に取ってほしい。