2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2007-05

武家

江戸前期を舞台にした無茶勘シリーズが面白い

浅黄斑(あさぎまだら)さんの『残月の剣』を読んだ。越前大野藩の藩士落合勘兵衛を主人公にした「無茶の勘兵衛日月録」シリーズの第三弾である。幼い頃から無鉄砲な行動が多くて、「無茶の勘兵衛」と呼ばれた、越前大野で知らぬ者がいないという落合勘兵衛は...
お悔やみ

『四十七人の刺客』の池宮彰一郎さんが死去

新感覚で赤穂浪士討入りを描いた『四十七人の刺客』などで知られる時代小説家の池宮彰一郎さんが、肺がんのため、5月6日に死去された。83歳。 四十七人の刺客〈上〉 (角川文庫) 作者: 池宮彰一郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 200...
ミステリー

秀頼脱出劇を描く会心作

今年のGWも終わってしまった。すっかり怠け癖がついてしまい、ブログを6日間も休んでしまった。申し訳ない気持ちが半分とスッキリとした気分が半分といったところか。 GW期間中に、岡田秀文さんの『秀頼、西へ』を読んだ。単行本は、『落ちた花は西へ奔...