2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

ハナミズキ、咲く

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク

いつも通勤で通る歩道に、ハナミズキとサルスベリが街路樹として植えられている。桜が散って寂しくなったなあと思っていたら、ハナミズキの白い花が咲き出した。路傍のクルメツツジも一緒に咲き始めて、紅と白のコントラストが美しい。しばらくの間、通勤が楽しくなる。

津本陽さんの作品に、『椿と花水木』というタイトルで、ジョン万次郎の生涯を描いた歴史時代小説がある。明治四十五年(1912)に、当時の東京市長尾崎行雄がヘレン・タフト大統領夫人にソメイヨシノを贈り、大正四年(1915)にその返礼としてハナミズキが贈られたという話がある。そういえば、一青窈さんの曲にも「ハナミズキ」があった。

『椿と花水木』のほうは、まだ読んでいなかったので、いい機会だから読もうかな。ジョン万次郎は、14歳のときに漁に出て遭難し、米国の捕鯨船に救助され航海を続け、米国で教育を受けた末に嘉永四年(1851)に帰国する。坂本龍馬にも大きな影響を与えた人物の一人だ。『竜馬がゆく』にも登場する。

椿と花水木―万次郎の生涯〈上〉 (新潮文庫)

椿と花水木―万次郎の生涯〈上〉 (新潮文庫)

椿と花水木―万次郎の生涯〈下〉 (新潮文庫)

椿と花水木―万次郎の生涯〈下〉 (新潮文庫)

ハナミズキ

ハナミズキ

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)