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上州で思い出される時代小説

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この週末、実家の行事で越後湯沢に行った。越後湯沢に行ったの二度目だが、今回は初めて東京から車で出かけた。関越自動車道を行ったわけだが、パーキングエリアでもらったガイドを見ても、史跡は記載されておらず、素通りすることになった。

道々、群馬(=上州)が舞台の時代小説って何かあったかなあ、と考えてみた。上州を代表する時代ヒーローというと、やはり国定忠治と木枯し紋次郎の二人の渡世人だろうか。国定忠治は、山田風太郎さんの『武蔵野水滸伝』や宮本昌孝さんの『北斗の銃弾』に脇役で登場する。木枯し紋次郎は上州新田郡三日月村の出身で、関八州のグルグルとさまようように歩き回っているために、上州は何度となく『木枯し紋次郎』の舞台になっている。

また、上州は、やくざ者や渡世人が多い土地柄で、その治安維持のために、江戸後期、関八州取締出役が設置される。佐藤雅美さんの『八州廻り桑山十兵衛』は、そんな八州廻りを主人公とした時代小説だ。

そのほかでは、小杉健治さんの『奈落 上州無宿半次郎逃亡記』に描かれた倉賀野宿や池波正太郎さんの『真田太平記』の沼田城、名胡桃城などが思い出される。佐伯泰英さんの『下駄貫の死 鎌倉河岸捕物控』では、伊香保湯治旅が描かれていた。

ちなみに、沼田城は、遺構は多く残されておらず、復元された本丸鐘楼がシンボルになっているそうだ。

北斗の銃弾 (講談社文庫)

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木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)

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真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

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