2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

江戸を調べる、江戸がわかる

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最近、時代小説に関連して、江戸の事物や人物について調べる必要があり、『大江戸まるわかり事典』という本を入手した。表紙には山東京伝の「江戸生艶気蒲焼(えどうまれうわさのかばやき)」の中の画を模したイラストが描かれ、「江戸っ子の常識277 時代劇・落語がもっと面白くなる!」のキャッチフレーズが記されていた。

中身を見ると、「武士のすがた」「町人・農民のすがた」「江戸のくらし」「江戸八百八町」「江戸の娯楽」「江戸の一日と四季」「江戸の旅と流通・貿易」「江戸の世相と思想」「江戸の犯罪」「江戸の大事件」「江戸の雑学」と章立てされ、コンパクトにわかりやすく用語の解説がされている。

編者はTVの時代考証でも活躍されている大石学さんで、興味深いのは作家の風野真知雄さんと柏田道夫さんが執筆者に名を連ねていること。風野さんは、『西郷盗撮』や『刺客、江戸城に消ゆ』など新感覚の時代小説を書かれている。一方、柏田さんは『つむじ風お駒事件帖 疾風独楽』の後、次回作が待望久しいところ。どうりで、時代小説ファンのツボを押さえた言葉選びがされているわけだ。

大江戸まるわかり事典

大江戸まるわかり事典

西郷盗撮

西郷盗撮