2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

ほうけ奉行―若宮隼人殺生方控(1)

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えとう乱星さんの『ほうけ奉行―若宮隼人殺生方控 (ベスト時代文庫)』を入手する。大好評の『かぶき奉行―織部多聞殺生方控 (ベスト時代文庫)』に続く、殺生方「奉行」シリーズの第2弾である。殺生方とは、将軍家の狩猟全般を取り仕切るお役目で、斬り捨て御免の殺生勝手である。

前作では、三代将軍家光の時代を舞台にしていたが、今回は時代が下って、五代将軍綱吉の治世を取り上げている。綱吉というと生類憐みの令が有名で、鷹狩りなどは当然禁止され、殺生方のお役目も、犬や猫などを殺生した者の取締りへと変えられる。皮肉な成り行きだが、物語のテーマもこの辺りにありそうで、どういう展開になるか楽しみである。

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