時代小説によく出る用語集

【地見】
じみ


杉本章子さんの『供先割り』(文春文庫刊の『残映』に収録)の主人公は、地見を稼業としていた。 地見は、日中繁華な通り筋を、早朝から一刻半(3時間)ばかり地面に眼を凝らして歩けば、日割りにして百文ばかりになる、安気な稼業だ。主人公の正八は、辛抱が続かず、次々に職を替えている無類の飽き性で、地見という安気な身過ぎで気楽にひとり口を養ってきた。しかし、そうそう、うまいことばかりではないようで、やがて事件に巻き込まれることに…。

ちなみに、供先割り(ともさきわり)とは、大名などの武家の行列の前を横切ることで、無礼討ちの対象となる。(99/04/18)


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