時代小説によく出る用語集

【七里の渡し】
しちりのわたし


東海道五十三次の旅と聞くと、すべて陸路で渡ったと、時代小説をよく読むようになった最近までずっと思っていた。しかし、実際には東海道を行き来する旅人は、熱田湊と伊勢桑名の海上七里を、「七里の渡し」と呼んで船で航海していたのだ。

バリバリ現役のヨットマンで時代小説作家の二宮隆雄さんの『風炎の海』(実業之日本社)では、主人公が熱田湊の船番所(尾張藩の管轄であった)で働き、いちばんの仕事は大名が参勤交替で七里の渡しを船で渡るとき、その船に乗り組むことだった。(98/07/12)


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