時代小説によく出る用語集

【綸旨】
りんじ


藤井博吉さんの「密使・光琳 百万両申し受け候」(PHP研究所)に、元禄期に活躍した絵師・尾形光琳が、公家の二条綱平に天皇の綸旨を託されて江戸へ向かうというシーンがある。

綸旨は天皇の意思・命令を伝える文書のことです。天皇の仰せを伝えるものに「宣命(せんみょう)」「勅書(ちょくしょ)」「宣旨(せんじ)」「綸旨」があり、伝える内容と軽重によって書式が選ばれる。綸旨は蔵人(くろうど)にして弁官を兼ねるものが直接「みことのり」を承って紙屋紙(かみやがみ)に記し、上卿(しょうけい)の手を経ずにそのまま通達する簡略な私文書のこと。紙屋紙の色合いから薄墨の綸旨とも呼ばれることがある。(98/07/05)


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