時代小説によく出る用語集

【羅刹】
らせつ


南原幹雄さんの伝奇小説『天皇家の忍者(しのび)』(東洋経済新報社)からの引用である。八瀬童子(やせどうじ)と聞くと、隆慶一郎さんの『花と火の帝』(講談社文庫)の岩介を思い出すが、南原作品では、八瀬童子のライバルとして静原(同じ洛北の隠れ里)の冠者(かんじゃ=若者)を登場させている。

羅刹とは、梵語でいうところの、空中を飛行し、人を食らう悪鬼のこと。作中の羅刹童子も、羅刹のごとく闇の空中を目にもとまらぬ速さで飛翔し、白刃をふるうのを得意にしていた。(99/10/24)


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