時代小説によく出る用語集

【納屋衆】
なやしゅう


今年、亡くなられた三浦綾子さんの時代小説『千利休とその妻たち』(新潮文庫)は、芸術、信仰、家族愛などをテーマにした、読みごたえのある作品である。

物語の最初の方で、宗易(のちの千利休)が、妻・お稲の異母兄で、武将の三好実休(之康)に、名物茶器を米一千石に当たる千貫で売ったという場面がある。当時の茶の湯の価値と、利休の考え方がうかがえる。

納屋衆とは、港湾沿いの倉庫業などで富裕化し、廻船業・貿易業を行った、堺の豪商を指す。今井宗久、千利休などがその出である。(99/12/12)


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