時代小説によく出る用語集

【管槍】
くだやり


羽山信樹さんの剣豪伝奇小説『邪しき者(あしきもの)』(小学館文庫)からの引用。主人公・新珠尊之介は、貴き血を引く謎の美男剣士である。

管槍とは、戦国末期ごろから流行をみた新工夫の槍で、槍の柄に鍔付きの管をはめ、左手でその管を握って操作をする。要するに、槍の出し入れをスムーズにしたものである。早槍ともいう。

八左衛門はその後、孫兵衛の師である小笠原貞春と仕合ってこれを破り、秘蔵の大摩の槍を授けられ、その槍を手に大坂ノ陣で豊臣方に加わって戦い、その勇名を轟かせる。落城後、諸国を放浪した末に、寛永四年、尾張義直の数度にわたる招請を断りきれずに、千石で召抱えられることになった。

八左衛門はまた、尾張藩に仕官を望んでやってきた宮本武蔵と立合ったエピソードをもつ。(00/01/30)


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