【木地屋】 きじや
さて、きじやは木地屋と書く。ロクロを使って木材を挽き、椀や盆をつくる職人集団のことである。遠く清和天皇の実兄である惟喬親王が、都を追われて江州の山奥に住み、ロクロにて木地を挽いたのが、わが国の木地挽きの始まりといわれている。
そうした貴種に連なる木地屋は、御綸旨によって自由に木を切ることを保証され、諸国の山々をめぐって漂泊した。そのためにかれらは独自の道を持つようになった。(99/02/28)