【懐石】 かいせき
懐石は、茶の湯の場で茶を飲む前に食べる簡単な料理。懐石とは本来、禅僧が腹をあたためるのに用いた温石(おんじゃく)をいい、その温石と同じように、腹をあたため空腹をしのぐ当座の料理の意味から、懐石料理と名付けられたのである。
会席料理は読みは同じだが、これは飲食をともにする会食から転じて、数・盛りの多い料理の意を含み、懐石料理とはまったく違う。会食(饗宴)は、同族や仲間の結束を固めるのに適しており、大盤振る舞いの馳走と考えられる。(00/05/14)