時代小説によく出る用語集

【瓦版】
かわらばん


『江戸名物からす堂』は、春陽文庫から出ている、山手樹一郎長篇時代小説全集と題されたシリーズの一つである。このシリーズの特徴は、少し昔の時代小説関係者がチームを組んで、巻末の解説の代わりに、時代小説に関係したコラムを書いている点だ。

からす堂の三巻目のテーマは、「瓦版」で、松永義弘さんが執筆されていた。このメールマガジンにも「かわら版」とタイトルに入れているだけに、ちょっと気になる話だった。

それによると、瓦版とは、江戸時代、ニュース性をおびた事件・珍事・珍談などの記事のせた簡略な出版物である。和紙1枚ないし数枚を綴じたもので、街頭で売られた。ここまでは、いいのだが、気になったのは次、江戸時代では、辻売双紙、読売などといわれ、瓦版という言葉は幕末になってちらと現れてくる。というのである。つまり、読売(よみうり)というべきなのだ。

ふーむ、渡辺恒雄社長がこだわっている「読売」というのは、瓦版やということなのかな。でも、瓦版ジャイアンツでは、あまりかっこよくないな。(98/07/19)


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