時代小説によく出る用語集

【先斗町】
ぽんとちょう


『いのちの螢 高瀬川女船歌』(澤田ふじ子著・新潮社)に出てきた言葉。

先斗町遊郭は江戸初期、鴨川の石垣普請が行われたあと、五軒の家をはじめとして次第に建てこみ、正徳二年に茶屋株、旅籠株が許され、茶立女が置かれるようになった。

町名の由来には諸説あり、同町が鴨川の西岸、すなわち洛中の東先端に位置するため、ポルトガル語で先端を意味するポント、「先斗」が適用されたとか英語のポイントが当てはめられたなどといわれている。澤田さんは、高瀬船の船頭衆が遊びにいく郭が、「せんど町」と呼ばれ、これがいつの間にか「ぽんと町」と訛ったという説をとっておられた。(00/04/16)


←もどる↑ハ行