【場所】
ばしょ
家臣たちはその場所=漁場から獲れた海産物を商人と直接取引して、生活を立てるのが建前だったが、実際には近江商人を主とする人たち(=場所請負人)に場所の管理を代行せていたという。
場所からとれる海産物の花形は、ニシン(鯡)。「ニシンは米とおなじ、いや、それ以上の価値がある。ニシンはしたがって、魚ニ非ラズ」ということからいつのまにか「鯡」という言葉が生まれたくらいだ。
どうも、蝦夷を舞台とした時代小説には、ひかれるところがある。『北の海明け』(佐江衆一著・新潮文庫)、『風の砦』(原田康子著・講談社文庫)など好きな作品も頭に浮かぶ。(98/04/12)