時代小説によく出る用語集

【印地打ち】
いんじうち


『草笛の剣』(津本陽著・文春文庫)に出てきた言葉。

印地とは、直径三寸(約9センチ)ほどの、平たい丸石である。縁を削って刃物のように鋭くしており、戦闘になると投擲して敵を殺傷する。印地打ちは敵に甚大な損害を与える。武田信玄は、先手に数百人の投石兵を配置し、白兵戦の直前に印地打ちを行なわせるのが、常であった。

新宮正春さんの作品集『武蔵を仆した男』に、この信玄配下の印地打ちを主人公とした短編「板垣信方の首級」があった。 (00/07/02)


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