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国書偽造

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国書偽造
国書偽造

(こくしょぎぞう)

鈴木輝一郎

(すずききいちろう)
[武家]
★★★★

江戸初期の朝鮮との国交をテーマにした法廷(?)時代小説。緻密な史料分析をもとに描かれた、法廷を思わせる執権衆の詮議場面が見事。また、松平伊豆守信綱や、家光、伊達政宗らの言動を通して、戦乱の時代の完全なる終結を鮮やかに描く。

物語●対馬藩家老・柳川調興は、公儀に所領の返還を申し出た。遅々として進まぬ詮議に、調興は幕府を揺るがす一大スキャンダルを暴露する。朝鮮王と徳川将軍の間で交わされた国書が対馬藩の中で偽造されていたというのは本当か? 調興と対馬藩主宗義成の対決の行方は?

ドラマ化するならこの配役で:柳川調興(真田広之)、宗義成(岸谷五郎)、松平伊豆守信綱(風間杜夫)、徳川家光(佐野史郎)、規伯玄方(西村雅彦)、伊達政宗(前田吟)、土井大炊頭利勝(宇津井健)、宮(戸田菜穂)、松尾七右衛門(いかりや長介)

カバー装画:北見隆
解説:長谷部史親
舞台:寛永十一年十月
(新潮文庫・520円・1996/04/01)
購入日:1996/10/10
読破日:1996/10/25

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