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梟の城

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梟の城(新潮文庫)
梟の城

(ふくろうのしろ)

司馬遼太郎

(しばりょうたろう)
[忍び]
★★★★

司馬氏の急逝のブームが一段落ついてから購入し、ほかしておいた本。直木賞受賞作として有名な初期の作品、映画化の際に隆慶一郎(筆名:池田一朗)氏が脚色したことでも知られる。

伊賀と甲賀、忍者と武士、男と女という3つの対立をテーマにスピーディーに描く。後期作品に見られる圧倒的な重厚さが薄い分、エンターテイメントとして存分に楽しめた。

物語●征韓の役の頃、秀吉の暗殺を狙う伊賀の忍者、葛籠重蔵。その相弟子で、伊賀を売り京都奉行前田玄以に仕える風間五平。師の娘で二人の間で揺れる木さる。重蔵を愛する堺の豪商今井宗久の養女、小萩。四人の男女を軸に物語は展開する。

ドラマ化するなら配役はこれ:葛籠重蔵(唐沢寿明)、風間五平(福山雅治)、小萩(葉月里緒菜)、木さる(内田有紀)、下柘植次郎左衛門(夏八木勲)、伴摩利洞玄(西岡徳馬)、前田玄以(中尾彬)、豊臣秀吉(菅原文太)

カバー:山崎百々雄
解説:村松剛
舞台:天正十九年三月から六月、伊賀、京
(新潮文庫・640円・65/3/30)
購入日:1996/6/10
読破日:1996/9/1

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